かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

本を読む/眺める

豊田

6:00前に起床。身支度をして、チェックアウト。今日も雨降り。近くの定食屋で納豆定食370円。 江坂から地下鉄で新大阪へ移動。180円。ここからは青春18きっぷを利用。ただちょっと気の迷いで迷走してしまい、当初の予定より1本遅い新快速に乗車。平日ならラ…

大阪

大阪に行ってきた。大阪でのお目当ては2つあったのだが、そのうちの、メインのお目当てがいろいろと行き違いがあって、直近でキャンセルになってしまった。本来なら、旅行自体をキャンセルしたいところだが、まあ、飛行機のチケットももったいないし、ホテル…

リチャード・ブローティガン翻訳リスト

【小説】 ビッグ・サーの南軍将軍 1964 藤本和子/河出書房(1972)→河出文庫(2005) アメリカの鱒釣り 1967 藤本和子/晶文社(1975)→新潮文庫(2005) 西瓜糖の日々 1968 藤本和子/河出書房新社(1979)→河出文庫(2003) 愛のゆくえ 1971 青木日出夫/新潮…

トールサイズ・ハヤカワ文庫のP.K.ディック

その前に、未来医師、を手に入れよ! ※ハヤカワ文庫のトールサイズ化は2009年4月以降。 【長編】 ユービック ○ 流れよわが涙、と警官は言った ○ 死の迷路 聖なる侵入[新訳版] 新○ パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 ○ ティモシー・アーチャーの転生[新…

村上春樹訳のレイモンド・チャンドラーの長編

The Big Sleep[1939]→(4)大いなる眠り 2012/12/07 ハヤカワ書房○→文庫化 2014/07/24 ハヤカワ・ミステリ文庫 Farewell, My Lovely[1940]→(2)さよなら、愛しい人 2009/04/15 早川書房○→文庫化 2011/06/05 ハヤカワ・ミステリ文庫 The High Window[1942]…

村上柴田翻訳堂(新潮文庫)メモ 最近の更新:2017年7月8日

カーソン・マッカラーズ『結婚式のメンバー』 村上春樹訳(新訳)● ウィリアム・サローヤン『僕の名はアラム』 柴田元幸訳(新訳)● フィリップ・ロス『素晴らしいアメリカ野球』 中野好夫・常盤新平訳 ● トマス・ハーディ『呪われた腕』 河野一郎訳 ● コリ…

ポケミス全点展示(神田多町/早川書房・2F)

早川書房創立60周年を記念して開催された、ハヤカワ・ポケット・ミステリーの全点展示。101から全点(ちなみに1〜100は欠番で、101から始まる。なんでも、江戸川乱歩の監修で、1〜100まではミステリーのクラッシックを集めるつもりだったが、企画が潰れたとの…

 BRUTUS 2006年8月15日号 No.599「若冲を見たか?」

若冲作品の図版(拡大図多数)とともに,対談2本(ジョー&エツコ・プライス×山下裕二,有馬褚底×千宗屋),インタビューないしは談話各種(辻惟雄,紀里谷和明,横尾忠則,柳孝,村上隆,早乙女哲哉,茂木健一郎),山口晃による「斗米庵双六」などによって…

 新田次郎の文庫本    最近の更新:2011/12/16

押し入れの中をひっくり返していたら,新田次郎(1912〜1980)の文庫本がまとめて出てきました.以前,私の父親が読んでいたもので,中には私もずいぶん昔に読んだものもありました.なんだかちょっと懐かしい気もして,手にとってみたのですが,それがやぶ…

 アーシュラ・K.ル=グィン Ursula K.Le Guin 再読  最近の更新:2006.4/15

ちょっと気になりまして(ジ○○によるアニメ化だけではありませんぞ),アーシュラ・K.ル=グィン(1929〜)を読んでいます.ハヤカワ文庫SFやサンリオSF文庫所収のものはけっこう持っていて,リスト・アップしようと先日それを探したのですが,全然見あた…

 カート・ヴォネガット再読  最近の更新:2005.11/15

カート・ヴォネガット・ジュニアには10代の終わり頃出会いました.その頃までに出ていた翻訳を読み,その後は訳本が出る度に読み続けてきました.中には,原書に挑戦したものもあったりして...繰り返し繰り返し読んだものもありますが,一回読んで,それ…

 『鶴図下絵和歌巻』

京博みやげにミュージアム・ショップで,ベスト・オブ・アートシリーズのNo.3『鶴図下絵和歌巻』を購入しました.1200円です.これは京博所蔵の本阿弥光悦書,俵屋宗達下絵《鶴図下絵和歌巻》(鶴図下絵三十六歌仙和歌巻)をオールカラーで全編収録したもの…

 坂本満編集『日本の美術 135 南蛮屏風』(S52.8/15,至文堂刊)

を古本屋で見つけて購入しました.800円也.それにしても,南蛮屏風は洛中洛外図屏風よりも多く残っているみたいですね.時々新発見のものも出てくるようですし(→例えばここ参照) 南蛮屏風には南蛮船が欠かせないのですが,その南蛮船の舷側や船尾に小室が…

 「芸術新潮」2005年10月号 大特集 光琳の七不思議

光琳の特集は,根津美術館の『国宝 燕子花図屏風−光琳 草花の意匠』展(2005.10/8〜11/6)にちなんだもの.ナビゲーターの河野元昭が,エッセイやさまざまな研究者との対談・鼎談を通じて,光琳の謎,というか魅力に迫るというもの.記事もさることながら,…

  MOA美術館企画・監修『光琳デザイン』(淡交社,2005.2/8)

MOA美術館で開催された『光琳デザイン』(2004年)と『光琳デザインII』(2005年)の二つの展覧会のカタログ的な本で,タイトル通りデザインの観点から琳派(絵画・工芸)を見直した内容になっています.図版の他に調査報告や論考を含むもので,内容的にはか…

 細見美術館監修『琳派を愉しむ 細見コレクションの名品を通して』(淡交社,2001.10/12)

細見美術館で毎年開催している『琳派』展の総合カタログ的な本です.本阿弥光悦や俵屋宗達による初期琳派から神坂雪佳までの近代の琳派まで,タイトル通り細見美術館のコレクション(絵画が中心)によって通観しています.実は,先日見てきた『若冲と琳派』…

 山口瞳の文庫本  最近の更新:2012/06/13

某所から引っ越してきました.ぼちぼちと改訂,更新中です. 下の方で,見栄をはって500円以下が目安などと書いていますが,100円前後が目安というほうが正しいですね. 山口瞳の文庫本を集め始めました.そんなわけで,その目安に簡単なリストを作ることに…

 三上次男『陶磁の道 東西文明の接点をたずねて』岩波新書(青724),読了.

なんか,ここのところ,岩波新書ばかりですね.他の本も読んでいるのですが,なかなか読み終わらなくて...

 徐京植『ディアスポラ紀行 追放された者のまなざし』岩波新書(新赤961),読了.

 三杉隆敏『真贋ものがたり』岩波新書(新赤451),読了.

 松岡正剛『山水思想 もうひとつの日本』五月書房(2003.6/10),読了.

 林屋辰三郎『京都』岩波新書(青451),再読了.

続いて,同じ林屋辰三郎の『町衆』や『歌舞伎以前』を再読したいところなんですが...家のどこかにあるはずとしばらく探してみたのですが,全然見つからなくて,発掘を断念しました.

 宇佐美圭司『20世紀美術』岩波新書(新赤337),読了.

 松岡正剛『花鳥風月の科学 日本のソフトウェア』淡交社,読了.

日本の文化の中で交錯するさまざまな要素を,イメージ,情報をキーワードに,再編集の上で提示したものです.百科全書的なものですが,大学の研究者とはひと味違った発想や連想の柔らかさを感じました.ただし,記述に弱い部分があるという印象も多少感じま…

 伊藤若冲「乗興舟」

京博では,お土産に『伊藤若冲「乗興舟」』をミュージアム・ショップ(便利堂)で購入しました.これは「BEST OF ART 京都国立博物館」というシリーズのNo.2です(2005.2/16発行.1200円).内容ですが,京博所蔵の若冲の拓版「乗興舟」の複製したものに(た…

 米山俊直『祇園祭 都市人類学ことはじめ』中公新書363,読了.

京都大学の米山俊直ゼミ(文化人類学)による1973年の祇園祭の調査報告をまとめなおしたものです(1974.6刊).30年以上前,つまり近過去の祇園祭をレポしている点が,今から読むとかえっておもしろかったですね.まだ,蟷螂山が復活していなかったり,ある…

 藤田真一『蕪村』岩波新書705,読了.

蕪村と近代文学,蕪村と芭蕉,蕪村の俳画,蕪村と俳書,「春風馬堤曲」の世界などなど,与謝蕪村の世界を多面的に紹介した入門書.個人的には「俳書」に関する部分がおもしろかったです.なんでも蕪村の新書はこの本がはじめてだとか.そういえば芭蕉は山ほ…

 榊原悟『江戸の絵を愉しむ 視覚のトリック』岩波新書843,読了.

最初の章の襖絵に関する部分,「隠現効果」や「紙芝居効果」の箇所が特におもしろかったです.先日京博で見たばかりの長沢蘆雪の〈朝顔に蛙図襖〉も出てきました.

 京都新聞社編『雅びの京菓子』

先日読んだ中公新書『京の和菓子』に引かれて,ということでもないのですが,『雅びの京菓子』という京都の菓子舗とその銘菓のガイド・ブックを買いました.古本です.1996年12月に刊行されたものなので,ガイドとしてはちょっと古いのですが,価格など一部…

 榊原悟『日本絵画の見方』角川選書371,読了.

古美術の絵画について,前半は近・現代とはいささかことなる作品観・作者観を,後半は絵画の「もの」としての側面−材質・形状・画面形式など−を,豊富な具体例に則して,丁寧に解説した本です.後半についてはこれまであまりうまくまとめたものを見かけなか…