かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

 聚光院

まず,大徳寺塔頭,聚光院方丈の障壁画を見ました.
例によって方丈の室内には入れませんでしたが,天気もよく,室内が意外に明るかったので,障壁画はわりとよく見ることができました.場所によっては間近に見ることもでき,なかなかよかった.以下,観覧順に概要を記します.

       北

  │04│仏間│  │
東 −−−−−−−− 西
  │03│ 02 │01│

       南

01.礼之間 狩野松栄《瀟湘八景図襖》紙本墨画・8面(北4面・東4面)
02.室中 狩野永徳《花鳥図襖》紙本墨画・16面(西4面・東4面・北8面)
 仏間 狩野松栄《蓮鷺藻魚図小襖》紙本墨画・6面(?)
03.檀那之間 狩野永徳《琴棋書画図襖》紙本墨画淡彩・8面(北4面・西4面)
04.衣鉢之間 狩野松栄《遊猿図襖》紙本墨画・4面(南),《竹虎図壁貼付》紙本墨画・1面(西),《竹豹図壁貼付》紙本墨画・1面(西)

室中(02)・北側の襖はいくつか開けてあり,仏壇下の小襖絵の一部が見えるようになっていました.北側向かって右の画面で雪解け水を集めた流れが左右に分かれて北側中央と西側の画面をダイナミックに作っているところはひとしおよかったですね.
なお,今回の聚光院の特別公開は(財)京都古文化保存協会の「第41回京都非公開文化財特別拝観」によるものでした.
【メモ】(財)京都古文化保存協会