かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

 今年行った展覧会から

とりあえず10傑を選んでみました(2展覧会で1組にしたものあり).

  • 『痕跡』(東京国立近代美術館  第二次世界大戦後の内外の美術を「痕跡」をキーワードに振り返る展覧会.アンディ・ウォホールの小便絵画って,ご本人が自分で描いているのだとばかり思っていたのですが,違うんですね.それが残念(って,なんだそりゃ?)
  • 特集陳列『若冲』(京都国立博物館  遅れたきた若冲ファンとしては,ずらっと並んでいるところを見られて感激でした.
  • 曾我蕭白』(京都国立博物館  蕭白は,別の展覧会でもちょこちょこ見かけ,今年一年で相当数見ることができました.ところで,東博の『北斎』は凄い展覧会だったけれど,いまいちのりきれなくて(!?),10傑には入っていません.
  • 『塩田千春展』(京都精華大学ギャラリーフロール)/塩田千春『砕けた記憶』(Kenji Taki Gallery)  第1回のハマトリで知った美術家です.特にギャラリーフロールでの回顧展はよかったですね.ちなみに京都精華大学へは自転車で行きました.京都市内からはけっこうな距離.しかも,途中,道で迷ったりもして...塩田千春は『福岡アジア美術トリエンナーレ』にも参加していましたね.
  • 伊東篤宏『・Na・Ri・Ka・Na・De・Mi・Ru・Ya・Mi・Yo・Mi・』(大阪港赤レンガ倉庫)  今年の展覧会で一つ選べと言われたら,これですね.がんがんに暑い頃,見たのですが,真冬にもう一度見たい/聴きたいものです.
  • ヤノベケンジ キンダガルテン』(豊田市美術館  なんだかんだ言って,豊田市美術館には今年は3回も行きました.しかし,愛・地球博が終わってから,愛環の本数が少し減って,計画が立てづらくなりましたねえ.
  • 『世界の呼吸法』(川村記念美術館佐倉市立美術館  特にKOSUGI+ANDOの作品にやられました.魂揺さぶられるというか...そんなわけで,神戸バージョンも見にいきましたよ.
  • 『マリ=アンジュ・ギュミノ展 Nevers Hiroshima』(広島市現代美術館)/『マリ=アンジュ・ギュミノ −キモノから−』(京都芸術センター)  これにもやられました.記憶し続けることの重さを感じたというか...特に前者では,「遺品」,土田ヒロミの写真,そして,ギュミノの作品と重層的に「人が生きていた」証しを強く印象づけられ,そのことに感動もし,思わず展示室でうずくまってしまいました.
  • 『第3回福岡アジア美術トリエンナーレ2005』(福岡アジア美術館  いや〜,これはほとんど期待していなかったのですが,おもしろかったです〜.中でも楊振忠(ヤン・ジェンジョン)を知ったのが,最大の成果です〜.
  • 『ベリー ベリー ヒューマン』(豊田市美術館  最近見たばかりでちょっと印象が強く残っているからかも,ですが.来年早々に始まる『VISION II』展も期待しています.

ということで.展覧会単位で選ぶとなんだか現代美術のものが多くなってしまいましたね.