かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

 石橋財団50周年記念 雪舟からポロックまで  (ブリヂストン美術館)

石橋財団の創立50周年を記念したベスト盤的展覧会.
19世紀後半〜20世紀前半のヨーロッパ絵画が特に充実.藤島武二天平の面影》,青木繁《海の幸》《わだつみのいろこの宮》も出ていました.展覧会タイトルの「雪舟からポロックまで」から,ちょっと奇抜な構成があるのでは,と思っていたのですが,ポロックの隣に雪舟があるというような展開はなく,ごくごくまっとうな構成でした.ま,いいのですが...
日本の古美術の室(第2室)では,応挙《牡丹孔雀図》や雪舟《四季山水図》などの他,先の雪佳展に続き芳中の作品(《四季草花図扇面貼交屏風》)が見られて,うれしかったです.それにしても狩野典信《墨松墨梅図》(8曲1双・紙本金地墨画[梅花のみ胡粉])のあのやりっぱなし感は一体何なんだ!?とちょっと驚かされる.因陀羅《禅機図断簡 丹霞焼仏図》は暗くてよく見えず,絵の前で悶絶する(?).残念.
【メモ】ブリヂストン美術館 2006.4/8〜6/4