MOTコレクション|1960年代の美術 特集展示−吉田克朗/中村一美 [第1期] (東京都現代美術館・常設展示室)
各室の展示は以下のとおりでした.
- 1・2室 ポップ・アート ウォーホール,リキテンスタイン(※いつものあれ),横尾忠則,他
- 3室 東京国際版画ビエンナーレ展 野田哲也,榎倉康二,他
- 4・5室 特集展示1 吉田克朗
- 6〜8室 女性アーティストの活躍
- 6室 松本陽子
- 7室 吉澤美香
- 8室 石内都
- 9室 アジアの現代美術
- 10・11室 身のまわりの風景から
- 12・13室 特集展示2 中村一美
- 14室 宮島達男 ※いつものやつです.
吉田克朗と中村一美が特集展示というだけあって多く展示してあるのですが,その他の箇所でも日本人作家の場合はだいたい数点ずつ作品が出ていました.
いちばん印象に残ったのは石内都の《1906》シリーズ(1991-93/1997.10点が展示).これは1906年生まれの偉大な舞踏家,大野一雄の裸身,というか皮膚を撮影した作品.老いた舞踏家の身体は美醜を越えた,人の身体ではない何か別のものに見え,そのことに深く感じいった次第です.
この他には,9室のダダン・クリスタントの《証》(1996-97),10室の大岩オスカール幸男《ネッシー》(1997),あるいは7室の吉澤美香の作品などがおもしろかった.そうそう,横尾忠則の状況劇場のポスターはもちろん言うまでもありませんね.いつ見てもしびれます.もはや条件反射かも.
【メモ】東京都現代美術館 第1期:2006.4/15〜7/2 ※一部展示替えをした第2期は2006.7/4〜9/24