かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

 もじゃもじゃペーターとドイツの子どもの本  (国際子ども図書館) 

以前から行こう行こうと思ってなかなか果たせずにいたのですが,ようよう国際子ども図書館を訪ねることができました.
今回3Fの「本のミュージアム」で見た展覧会は「もじゃもじゃペーターとドイツの子どもの本」です.これは,ハインリッヒ・ホフマンが1844年に息子のために作った『もじゃもじゃペーター』の(広い意味での)受容の歴史を主に関連の絵本・児童書,解説パネルによって紹介する展覧会で,併せて主なドイツの子どもの本やその作者たちプロフィールも知ることができます.
『もじゃもじゃペーター』はいくつかの教訓的な(かつ,ちょっとマッドでナンセンスな)短い話から成っているのですが,今回の展示では,全ストーリーが吉原高志による新訳で紹介されていました(この他,日本語訳だけでも数種あり).『もじゃもじゃペーター』は古典的な作品のようですが,実は私,全く知りませんでした.そんなわけで,展示のストーリーをとても愉快に読んだ次第です.
それから改めて言うまでもないのですが,建物,素晴らしかったです(建物の詳細については国際こども図書館のサイト,またはここをご参照ください).明治建築(1906年[明治39]建築・1929年[昭和4]増築)と現代建築が機能的にも美的にも見事に調和しています.さすが安藤忠雄という感じですね(設計は正確には安藤忠雄設計事務所日建設計).ガラスのカーテンウォールで覆われた3Fのテラスなど実に居心地がよくて,椅子に座って長々と休憩してしまいました(この椅子がよかったな).
建物の見学ツアーもあるみたいです.参加してみようかな.
【メモ】国際こども図書館 2006.1/28〜2006.7/2