かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

 パウル・クレー 創造の物語  (川村記念美術館)

ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン美術館,シュプレンゲル美術館,フォン・デア・ハイト美術館の3美術館の所蔵するパウル・クレー(1879〜1940)の作品約100点に,日本国内に所蔵される作品約60点を加えた,絵画・素描・版画など計160点によるパウル・クレー展です.構成は「光の絵」「自然と抽象」「エネルギーの造形」「イメージの遊び場」「物語る風景」という5部構成.作家の生涯に沿った回顧展スタイルではなく,作品の内容によって作品を分類,全体を構成していました(と言っても,ごくおおまには年代順なのですが).なお,会場は美術館の2F部分になります.

クレーの絵のさまざまなスタイルを見ることができたのですが,個人的には1930年代のものがよかったですね.
【メモ】川村記念美術館 2006.6/24〜8/20 >出品目録
1Fは川村記念美術館の所蔵作品によるコレクション展.103室でジョセフ・コーネルの箱が7作並んでいたのが印象的でした.それから110室の日本絵画のコーナーには長澤蘆雪《牧童図屏風》(6曲1双・紙本墨画淡彩)も.2Fのクレー展に入る前に,ロスコー・ルームでしばし瞑想にふけったりもして(って,休憩していただけじゃないの?).