かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

 さよなら ナム・ジュン・パイク 展  BYE BYE,NUM JUNE PAIK  (ワタリウム美術館)

今年の1月に亡くなったビデオアートの父,ナムジュン・パイク(1932.7/20〜2006.1/29)の追悼回顧展です.
美術館の3フロアを使って,パイクのさまざまな作品が展示してありました.ざっとあげると,次のとおり.

  • 《キャンドルTV》1980 2F
  • 《ボイスを送る》1986 2F
  • 《ボイス》1988 2F
  • 《ケージの森/森の啓示》1993 2F
  • 《フレンチ・クロック》1993 2F
  • 《時は三角形》1993 2F
  • 《ユーラシアン・ウェイ》1993 3F
  • 《TVフィッシュ》1975〜88 4F
  • 《ニューキャンドル》1993 4F

この他にもドローイングやビデオ作品が多数展示してありました.ビデオ作品の中には《サテライト・アート》(テレビネットワークを通じて,数ヶ所のサテライトを結び,パフォーマンスを同時進行で行うというもの)の《グッド・モーニング・ミスター・オーウェル》(1984)や《バイ・バイ・キプリング》(1984)を編集したビデオがおもしろかったです.後者はアメリカ,日本,韓国を結んでのパフォーマンスで,ルー・リードのバンドが”Sweet Jane”を演奏したり,坂本龍一が『音楽図鑑』に入っていた曲を演奏したりして,ちょっと懐かしくもありました.
チケットはワタリウム美術館特有のパスポート制で,この展覧会の終了まで,何度でも観覧が可能です(IDカードを忘れないように).見落としたビデオ作品など,改めて見にいきたいと思います.
【メモ】ワタリウム美術館 2006.6/10〜10/9