かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

「祇園南海とその時代」(和歌山市立博物館)

祇園南海ゆかりの地での、南海の作品、関連資料を多く集めた展覧会。日本の文人画の祖の一人と言われる祇園南海の作品は、どこかしらで見る機会はあったのだが、これほどまとめて見ることができたのは初めてのこと。南海の絵画はそれほどバリエーションがあるわけではないが、黄檗絵画を背景に、たとえば若冲あたりともつながる筆致を確認できたのがおもしろかった。中国絵画、『八種画譜』『芥子園画伝』といった版本類から学習/模倣の様なども、具体的で興味深かった。でも、賛の漢文・漢詩をしっかり読まないと、面白さ半減なんだろうなあ(苦笑)。
【メモ】図録(P116)800円。

和歌山城周辺にも行こうか、とも思ったのだが、今回は大阪にとんぼ返り。再び特急サザンにて、和歌山市天下茶屋。ここで、地下鉄に乗り換えて、天王寺。昼食に串揚げ定食を食らってから、大阪市立美術館へ。