かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

萬福寺

思ったよりも時間に余裕があるので、思いつきで、萬福寺に行ってみることにした。京都駅で、奈良線に乗り換える。各駅停車で20分強の黄檗で下車。そこからは徒歩で5分ほど。雪がちらついて、寒かったが、ゆっくりと歩いて境内を回る。といっても、ところどころに番号で順路を示しているので、ほぼその通りに歩いた。
主要なお堂の大棟の中央に擬宝珠のようなものがあったり、また、屋根の反りがこころもち強い印象もあり、どことなくエキゾチックな感じがある。天王殿には、あの布袋さま(布袋尊=弥勒菩薩の化身)の他に、韋駄天像(布袋さまの裏手)、四天王像(両端に2像ずつ)が祀られている。ただし、韋駄天像は先日観に行った「隠元禅師と黄檗文化の魅力」展にお出ましになっているので、写真パネルが置かれている(他の展覧会出陳中の諸像も同様)。四天王像は、3,4頭身ぐらいで横幅のある造形で、日本のそれに比べると、いささか異質な雰囲気であった。大雄宝殿(本堂)には、本尊の釈迦像と脇侍の迦葉・阿難尊者像の他、両端に十八羅漢像が安置してあった(うち、6羅漢が出張中)。ご本尊を礼拝したのち、それぞれ諸像の造形を楽しむ。中は見ることができなかったが、池大雅の描いた方丈画は、法堂の左右にある二つの方丈のうち、東方丈(向かって右側)にあったものとのこと(現在は京博に寄託)。なお、文華殿(宝物館)は改装工事中で見ることができなかった。これはまたの機会ということで。

黄檗駅まで戻ると、ちょうど電車が来たので、それに乗り、六地蔵で地下鉄に乗り換える。1日乗車券を利用(600円)。六地蔵→御池→今出川今出川駅から歩いて相国寺へ。