かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

「浮世絵 国芳から芳年へ」(町田市立国際版画美術館)

何年ぶりだろうか、町田市立国際版画美術館へ行ってきた。表題の展覧会を見るのと、以前の展覧会の図録の購入(古いものが半額になっていたりする)のが目的。展覧会の方は、初日ということもあり、無料で見ることができたラッキー。土曜日ということもあって、わりと多く人が展覧会に見入っていた。
展覧会は、国芳芳年を軸に幕末から明治への浮世絵版画の流れをたどるもの。美術館所蔵のものからということで、必ずしも極美の刷り、保存というものではなかったが、内容的にはなかなかおもしろかった。国芳関連では、《唐土二十四孝図》全図、広重や三代豊国との競作《小倉擬百人一首》からのセレクトなど、芳年関連では、幕末期の《和漢百物語》《美勇水滸伝》《魁題百撰相》、明治期(「大蘇」以降)の《風俗三十二相》《新形三十六怪撰》《月百姿》シリーズからセレクトされたものなどが展示。
他に、「シリーズ<現代の作家> 田中陽子 木版画―人とかたち」。