かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

Richard Pinhas、灰野敬二、Merzbow、吉田達也(スーパーデラックス)

01.灰野敬二[g, voice]+Merzbow[自作楽器 with electronics]+吉田達也[dr]
02.Richard Pinhas[g]+灰野敬二[voice, air syn]
03.Richard Pinhas[g]+Merzbowsynthi A]+吉田達也[dr]
04.Richard Pinhas[g]+灰野敬二air syn]+Merzbowsynthi A, 自作音具 with electronics]+吉田達也[dr]

01は轟音ノイズアンサンブル。この日のMerzbowは音源にアナログ楽器を使用していた。01と04では首から提げる弦楽器様の自作楽器/ノイズマシーンを使用、激烈な音を出していた。灰野とMerzbowがいっしょに音を出しているのを初めてライブで観た。
02.はPinhasと灰野のデュオ。Pinhasはてっきり繊細なアンビエントな音を出すものと予想していたので、そのシステムから出た音が、思いの外の音量・音圧で、いい意味で驚かされた。灰野は前半と終盤はヴォーカリゼーション、中盤にエアシンセを使用。ヴォーカリゼーションでは、Pinhasの作り出す重厚な音の壁に一輪の花をそっと飾るように美しいニュアンスを添え、エアシンセでは、一転、壁に鋭い彫り込みを入れるような演奏を見せた。
03.Merzbowはこのセットではアナログシンセ(synthi A)を使用、Pinhasの音の壁を、うねらせ、よじるような音を乗せた。
今日の演奏は、RPのギター、およびにそのシステムが演奏の下地(基礎的なレイヤー)を作り、その上に4人の演奏が乗るという演奏。アンビエントな演奏を予想していたのだが、音量・音圧が高く、ひりひりしたPinhasのギターはいい意味で予想を裏切られた、という印象。