かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

「絵師たちの視線(まなざし) 安治・清親・光逸」(茅ヶ崎市美術館)

「井上安治生誕150年記念」という冠がついているように、井上安治作品、〈東京真画名所図解〉シリーズを中心に、一部、構図のもととなった師匠の小林清親の〈東京名所図〉シリーズの該当作とともに展示。それにしても、明治10年代の名所には、なんと建築物や橋梁が多いことか。この他に、安治と同じ清親門下で、茅ヶ崎ゆかりの土屋光逸の作品(昭和8年前後の新版画)など。
清親や安治のいわゆる光線画は、むしろ近世後期以来の日本の銅版画の歴史とのかかわりで考えると、いいのかななどとも。
図録あり。もちろん、購入する。内容は、展示全作品ではなく、図版は安治作品のみの収録で、ほぼ全作を実物大で収める(ま、〈東京真画名所図解〉のサイズは小さいからね)。