かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

大分/国東半島(第3日)

JR大分駅→JR宇佐駅→香々地/長崎鼻→伊美→国東→大分空港

大分駅前のホテルを6:30にチェックアウト。朝食付のプランだったが、時間が7:00からだったので、残念ながら、ホテルの朝食はとれない。JR大分駅6:48発の各駅停車・中津行で宇佐に向かう。1110円。始発ではないが、ほとんどの乗客が大分で下車するので、難なく座ることができた。通学の高校生がほとんどで、通勤は若干。1時間ほど、7:43に宇佐駅に到着。駅前には軽食を出す喫茶店が1、2軒あるが、コンビニやキヨスクはない。伊美行のバス停は駅の直ぐ近くにある。迷うことはない。駅の待合室で、自販機のコーヒーを飲みつつ、時間を潰す。
宇佐駅8:30発伊美行の大交(大分交通)北部バスに乗車。他に客は2人。この乗車率だったら、バス代が高いなあと愚痴る前に、廃線にならないことを感謝するべきか。約50分ほどで、香々地に到着。すぐ前にスーパーがある。ここから徒歩で、「希望の原理」展会場の旧香々地町役場へ向かう。5分強。市民センターなどと同じ敷地内にある。9:30頃に到着するが、開場は10:00。少し待つことになる。1時間ほど、ゆっくり観て回る。受付の方に、長崎鼻への道筋を教えていただき、歩いて向かうことにする。
長崎鼻までは、道筋に、看板や幟があるので、道に迷うことはない。ただし、「アートと花の岬 長崎鼻」までは、歩いて行くには距離があり(天気さえよければ、景色がいいので、歩くのは苦にならないが)、最寄りバス停から片道30分近くかかるし、作品も広い場所に散在しているおり、また、なかなか景色のいい場所でもあるので、ゆっくり見て回るためには、時間の余裕が必要(2時間はほしい)。長崎鼻はリゾート地化されており、今回観に行く「作品」の他に、キャンプ場や海水浴場、お花畑などがある。もちろんシーズンオフの平日なので、キャンプ場にもほとんど人はいない。花は咲いているものもあったが、一番の時期ではなかった。旧町役場でもらった長崎鼻の「アート散策マップ」などを参照しつつ、「作品」を要領よく観て回るよう努めたが、展示作品以外にも長崎鼻から見える景色、聞こえる波や風の音など、見たり聞いたりするべきものが多く、結局、後半は一部駆け足になったり、省略したりすることになったのは残念。途中、二番目に観たオノヨーコ作品(4)のところで、急に雨が降り出し、灌木の陰で休憩を兼ねてやり過ごした。そのときの時間が素晴らしかった。
最寄りバス停の長崎鼻キャンプ場入口(香々地の一つ伊美寄りのバス停)で、13:12発伊美行のバスに乗車。キャンプ場入り口バス停の方が少し長崎鼻に近いが、宇佐から行くと、香々地の次からバス代が変わる(数十円だが)。バスはほぼ時間通りの運行(ほとんどのバス停で停車しないので、予定より早くくることもあるのでは?もし乗り遅れたら大変と思ったがそういうことはないようだ)。20分ほどで伊美に到着。470円。国道沿いの大きな道ばかりを走るのではないので、窓外にはバスツアーとはまた異なった景色が見える。
伊美のバス停から5分ほど歩き、「集ういえ・作るいえ」へ。小一時間ほどで「希望の原理」展を観覧。管理人の方に説明をしていただく。管理人の方は集ういえでカフェを運営しているようで、時間に余裕があれば、コーヒーなり飲んでみたかった。時間に縛られてばかりだな。
再び伊美のバス停に戻る。なお、芸術祭で配布の「国東半島詳細マップ&広域マップ」には、伊美のバス停の記載が漏れているが、フレッシュマート・てつやのすぐ近くで、バスだまりになっているので、行けばわかる。バス停に若い猫さんがいて、話しかけられた。ここで、14:40発国東行のバスに乗車。国東までは50分ほどの行程。予定では、終点の国東(バスターミナル)まで行き、ここで大分/大分空港方面のバスに乗り換えることとし、乗り換え時間を利用して周辺をうろうろなどしようと思っていたのだが、バスの運転手さんが気を利かせてくれて、国東市役所前バス停で、すぐ前を走っていた予定より1本早い大分行に乗り換えさせてくれる(クラクションを鳴らして先行バスの発車を止め、速攻で乗り換え)。ここまでのバス代は920円(国東まで乗車の場合は1100円)。乗り換えたバスは、国東15:10発の国東市役所前15:16発のバス。20分ほどで、大分空港に到着。520円。19:00発の飛行機なので、少し早く着きすぎた。
路線バスでの移動は、どのバスも1時間に1本あるか、ないかなので、時間的に、またコスト的に制約が出てくるのが難であるが、それでもツアーバスよりはずっと気楽にマイペースに動くことができ、その点、ずっと良かったように思う。また、路線バスは幹線道路を迂回し、細い道も走ることが多々あり、昨日までのツアーバスとはまた違ったロードサイドの様子が見られて、これもおもしろかった。
国東半島芸術祭の会場のうち、海沿いの会場(豊後高田、真玉プロジェクト、香々地プロジェクト、伊美、岐部プロジェクト)については、路線バスで、1日で全ては無理だが、それでもうまくスケジューリングすれば、わりと多くの会場をみることが出来るのではないかと思う。(少し山に入った成仏、並石、千燈の各プロジェクトは行くだけでもむずかしいかもしれない。かなり歩くことになると思う。)
さて、大分空港の施設をぐるぐる見て回るなどして時間を潰すが思うように潰れない。いったん、空港を出て、すぐ近くの「里の駅むさし」に行ってみる。土地でとれた農作物やその加工品などを売る売店と食堂がある。食堂は昼下がりなので、閉まっていた。野菜など、ちょっと食指も伸びるが、これから飛行機に乗る身でもあるので、控える。お弁当が、半額になっているので、これを購入。とんかつ弁当(またかよ!)250円。空港の待合室に戻り、食べる。空港のレストランが、高いだけで、あまりぱっとしなかったので、安くあげられてラッキーだw。デザートにお土産売場で、大きなシュークリームを買い、食らう。悪癖だな。
帰りの飛行機はジェットスターのGK604便。大分発19:00→成田20:35着。飛行機は、ほぼ定刻通り。成田空港で、8:50発のバスにぎりぎりで乗ることができた。10:00前には帰宅。