リシャール・ピナス、吉田達也、Merzbow、灰野敬二（O-Nest）

01.リシャール・ピナス［g］＋吉田達也［dr］
02.Merzbow［electronics］＋灰野敬二［electronics］
03.リシャール・ピナス［g］＋吉田達也［dr］＋Merzbow［electronics, syn］＋灰野敬二［g, vo, electronics］

ピナスは、昨年同様、長時間ディレイをベースにした演奏だが、前回のように音の壁を作るばかりでない演奏。吉田とのコンビネーションも、アルバム同様なかなかよかった。
02.は、図らずもKikuriでの演奏。Merzbowは、スプリングを2本弦代わりにつかったノイズマシーン（フィルム缶がついているやつと別）をベースにした演奏。灰野さんはエアシンセ他。ハーシュノイズで空間を埋め尽くす40分間。場所的にMerzbowのスピーカーが近く、完全に耳をやられる。
03.前半のセットではMerzbowはEMSシンセを使用、後半はフィルム缶ノイズマシーンや02のものも使用。Merzbowは、ここでも容赦なく、ハーシュノイズで、しかも前面を埋め尽くす。後方から他の3人の演奏が垣間見えるという感じ。