かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

三沢・十和田

十和田と青森の3カ所の美術館を回ることが今回のテーマ。フリープランのツアーを利用して、往復飛行機利用で、宿泊は青森市。旅行中の移動はバス利用とした。
最寄りから5:50発のリムジンバスで、羽田空港へ移動。ここのところ、成田発のLCC利用が多かったので、羽田は久しぶり。成田行に比べると、バスが混んでいる。1時間ほどで、羽田空港に到着。今日はJAL利用なので、T1で下車。荷物検査も引っかからずに(羽田はベルトのバックルでよく引っかかる)、保安検査場を通過し、出発ロビーへ。まだ搭乗までに1時間ほどあるので、本を読んで過ごす。ただ、三沢空港の霧のため、搭乗する飛行機が羽田に引き返す、あるいは青森空港に向かうかもしれない、とアナウンスがあったのが、少し気にかかる。三沢行の飛行機をよく利用しているサラリーマン2人組がいて、霧なんて晴れるから大丈夫だよ、と言っているのが耳に入り、まあ、大丈夫なんだろうと思う。三沢に米軍基地があるためか、アメリカ人(推定)の乗客が多い。15分前に搭乗開始。機中でも霧云々のアナウンスがある。ほぼ定時に離陸して、ほぼ定時に着陸。霧は、すでに晴れていて、全く問題はなかった。1時間ちょっとの飛行。

さて、三沢空港は初めて来たのだが、ローカルの小さな空港だった。ただ軍民共用空港なので、米軍、あるいは自衛隊ジェット機のもの凄い爆音が聞こえる。あわてて空を見上げても、ジェット機は目に入らない。しばらく目を凝らし探し続けて、やっと遠くのほうに、かなりのスピードで移動する黒い点が小さく見えた。
三沢駅行のバスに乗車。このバスは、着陸の15分後発なのだが、到着に合わせて出発する(だから飛行機が遅れると、出発も遅くなる)。それに、小さな空港なので、飛行機を降りて、到着ロビーを通過、バス乗り場へ移動しても、ほとんど時間はかからないので、慌てなくても、らくらく間に合う。9:50発で10分弱で三沢市役所前に到着。ここで下車する。すぐ近くの、市役所公会堂前という別のバス停で、十和田市中央行のバスに乗り継ぐ予定だったので、バス停の場所を確かめる。バス停は、三沢市公会堂と市役所の間にある。なお、公会堂に月光仮面の歌碑が建っている。原作者の川内康範三沢市に長く住み、在住20年を記念して建てられたとのこと(本人が建て、市に寄贈した。なお、川内氏は三沢市名誉市民)。

20分後に十和田市行のバスがあるが、あまり早く行っても、時間をもてあましてしまうので、少し町の中を歩いて見ることにした。
三沢市内には、寺山修司記念館など、いくつか行ってみたい場所もあったのだが、街中から少し離れた小川原湖畔だったりして、交通の便がタクシー以外になく、今回はあきらめた。(週末や夏休みには、市内の文化施設や観光ポイントを結ぶ無料のシャトルバス、MISAWAぐるっとバスが市内を走っているとのこと。http://www.kokukagaku.jp/Cafe/bus.htm
公会堂前から、三沢基地の正面ゲート近くまで歩き、スカイプラザ前で曲がり青い森鉄道三沢駅方面に向かう。ぐるっと回ってもとの公会堂に戻ってくるつもりだったが、そのまま三沢駅まで歩いてみることにした。途中までは道幅も広く、こじゃれた新しい飲食店なども多かったが、途中で道も細くなり、少し古い町並みになる。シャッター商店街というわけでもなさそうだが、まだ早い時間、しかも平日だからか、あまり人はいない。陽が高くなるにつれ、だんだんと暑くなってきた。商店街を抜けたあたりに、大きなスーパーがあった。ここで珈琲を買って、休憩する。
ここから、さらに20分ほど歩いて、三沢駅に到着。駅自体は市の中心から少しはなれたところにある。駅前の広場で、幼稚園児たちが楽しげに遊んでいた。東口のバス停をチェックしたところ、十和田市方面のバスはここからではなかった。高架になった駅舎を抜けて反対側に出る(正面口とあった)。近くに、十和田市観光電鉄線の駅舎があり、ここから十和田市までかつては電車が走っていた。2012年3月31日に廃止になり、今は代替バスが走っている。これに乗車するわけだ。古い駅舎は、今はバスの待合室と、以前からあるうどん屋が営業している。まだ昼には少し時間があったが、近くに他に食事ができるところがないためか、けっこうお客が入っている。線路はさすがに撤去されていたが、ホームはまだ残っていた。残念ながら、立ち入ることはできなかった。しばらくこの駅舎内で十和田市行のバスを待つ。駅舎内には、つばめが飛び交っていた。

三沢市発11:45発十和田市中央行のバスに乗車。630円。40分ほどで、十和田市中央に到着。十和田市駅近く、川沿いを走る道が気持ちいい。かつては、この川沿いを電車が走っていたようだ。鉄ではないけれど、この電車にも一度乗ってみたかった。
さて、昼時ということもあり、お腹も空いてきたので、昼メシにする。ART STATION TOWADA(観光案内所などがある)の駐車場の片隅にある司という店に行ってみる(ネットで事前に調べた)。ここで十和田バラ焼きランチを食らう。バラ焼き、スープ、ご飯(おかわり可)、ヤマゴボウの漬け物で、800円(事前に調べたときは700円。世知辛い)。バラ焼きは、鉄板を使って、牛肉と玉葱を甘辛いたれでいためたもの。たしかにB級ではあるが、とにかくご飯は進む。いくらでも食べられそうだ(1回しかおかわりしなかったけれど)。がつがつ食べて、つゆをはね散らかしてしまったのか、着ていたシャツに染みがたくさん付いていたのに、後で気がつく。

自販のコーヒーを飲みつつ、現代美術館前のアート広場で少し休憩。天気もよく、座っている分には暑くもない。いい天気だ。
十和田市現代美術館



美術館観覧後、十和田市中央にバス乗り場に戻る。少し時間があるので、ここで再び休憩。16:55発の青森行のバスに乗車。1880円。定時を10分ほど遅れ、18:47に青森駅前に到着。前回、青森に来たときは、青森から十和田市という逆ルートだった。

明日のバス乗り場などを確認して、駅前の通りで食事をして、ホテルにチェックインする。