かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

いわき

いわき回廊美術館→カオス*ラウンジ/もりたか屋→毒山凡太郎+キュンチョメ→カオス*ラウンジ/平廿三夜尊御札受所→同/菩提院

いわきへ行ってきた。いわきへ行くのは、30年ぶりぐらいで、2度目。前回行ったのは、知り合いの結婚式に呼ばれて、ちょろっと行ったのだが、町については何も覚えていない。今回は、カオス*ラウンジ新芸術祭2015 市街劇「怒りの日」とナオナカムラによる毒山凡太朗ら+キュンチョメ「今日も きこえる」(この日が最終日だった)の二つの展覧会観覧が目的だが、もう一つ、気になっていたいわき回廊美術館にも立ち寄った。往復普通列車を乗り継ぎ、列車以外の移動はひたすら歩き、という、我ながらハードな行程だったが、展覧会も充実した内容で、行った甲斐があった。
さて、最寄り6:25発で出発。武蔵野線常磐線と乗り継いで、10:50頃、いわきに到着。
最初に行ったいわき回廊美術館は、自動車でのアクセス以外はなかなかたいへんなので、行くか行かないか決めかねていたのだが、電車の中で9月の快晴の空を眺めているうちに、まあ、行ってみようか、という気分になり、いわきではなく、その次の、最寄り駅となる草野駅で下車した。一応、地図は準備していたし(グーグルマップをPDFに落として、旧iPhoneに入れておいた)、電車の中から、「美術館」らしきものも見えたので、それらをたよりに、会場まで歩いた。約2.5㎞、35分ぐらい。
アクセスは先にも書いたように自動車がデフォルトだが、いわき駅からだと近くまで路線バスで行くという手がなくはない。調べた限りだと、福島県立いわき養護学校まで路線バスで行き、そこから10分程度歩いて行けることがわかったのだが、出かけたのが祝日で、バスがほとんどなく(2本/日)、バスの時間が合わないことから、このルートは早々にあきらめた。まあ、タクシーに乗ればよさそうなものだが、単独行だと、どうしてもコスパが悪く、気が引ける(ケチなだけだが)。そこで、草野駅から歩くことにした次第。
天気は快晴だが、真夏のように暑いわけでもなく、稲刈りの始まった田んぼの中をぼちぼちと歩いて行った。歩いている人が他には一人もいない。というのが、何か落ち着かない。道沿いは田んぼの他は、わりと新しい大きな住宅が多い。祝日だったが、職人さんたちが何人か出て、アパートのような建物を建てていたところもあった。
途中からは、道筋を示す看板も出ており、迷うこともなかった。真っ赤な彼岸花が群生している。