かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

「MOMAT コレクション 特集:藤田嗣治、全所蔵作品展示。」(東京国立近代美術館)

戦争記録画:
01.南昌飛行場の焼打(1938-39)
02.武漢進撃(1938-40)
03.哈爾哈河畔之戦闘(1941)●
04.十二月八日の真珠湾(1942)
05.シンガポール最後の日(ブキ・テマ高地)(1942)
06.ソロモン海域に於ける米兵の末路(1943)
07.アッツ島玉砕(1943)●
08.○○部隊の死闘ーニューギニア戦線(1943)
09.決戦ガダルカナル(1944)
10.新兵の救出至る(1944)○
11.大柿部隊の奮戦(1944)
12.ブキテマの夜戦(1944)
13.サイパン島同胞臣節を全うす(1945)●
14.薫空挺隊敵陣に強行着陸奮戦す(1945)

第一日曜はコレクション展が無料ということもあって、待望の藤田嗣治特集を観てきた。著書や雑誌、挿絵を担当した洋書、あるいは藤田が監督したフィルムを含む、全所蔵品展は見応えのあるものだった。特に、戦争記録画14点全てを観られたことがよかった。これまで(完成度の高い)数点を観るのみで、残りはなかなか展示されなかったので、これはありがたかったし、藤田嗣治戦争画について、これまで持っていたのとは違った印象を改めて感じたりもした。(●は観たことのあるもの。○は図版でみたことのあるもの。)
カタログは800円と安くお買い得なので、買うべし、なのだが、戦争画の「暗い絵」の細部がほとんどつぶれてしまって、二の足を踏んでしまった。限定部数とのことだが、次回行って、まだあったら、入手すると思う。