かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

奈良

  • 今回は、奈良県内のいくつかの町で開催される町家を使ったアートフェス「はならぁと2015」のうち、八木札の辻地区で開催されるADSR展を観ること、その他の地区で開催されている「はならぁと」の展示や正倉院展、大和文華館の展覧会なども併せて観ることが目的の旅。といっても、それほどきっちりと予定を立てず、おおまかな枠組みだけで行動することとした。
  • 最寄り7:00発で成田空港に向かい、T3には8:00過ぎに到着。時間に余裕があるので、T3のローソンでコーヒーと悪癖のドーナツを買って、朝食ということにする。
  • 飛行機は、ジェットスター203便、9:35発だったのだが、搭乗はいつも通りながら、成田空港の離陸が混雑しているとのことで、10:05頃、離陸。関空には、20分遅れの11:20に着陸、11:30降機。少し遅れて、残念ながら、予定していた南海電車に乗られず。まあ、気を取り直して、奈良アクセスきっぷ1230円を買って、11:56発の空港急行に乗る。なかなか予定通りにはいかない。
  • まず大和文華館に行くつもりだったが、奈良アクセスきっぷを買ったので、せっかくだから奈良まで行って、正倉院展にチャレンジすることとする。はたして、入場まで、何分かかるのか?会場では、展示品に近づくことができるのか?という心配はさておき、13:30過ぎに近鉄奈良駅に到着。徒歩で奈良博まで。
  • 奈良博新館前にテント村が出来ていて、すは何事かと思ったが、主に売店、およびに休憩所とコインロッカーだった。列は出来ていたが、15分弱ぐらいで入場できる。また、会場も混雑はしていたが、にっちもさっちも行かないというわけではなく、多少辛抱していれば、展示品のすぐ近くで観ることも可能だった。ラッキー。ただ、じいちゃんばあちゃんに何度もボディアタックを食らったが笑 とにかく、展示品を観ることに専心し、解説パネルの類はあまりよく読まなかった。館内には1時間ちょっといた。
  • 奈良博を出た後、いつもの珈琲一族で遅い昼メシ(ミンチカツ定食600円)を食らう。餅飯殿に新しい古本屋が出来ていたし、近くのレコード屋も気になったが(ここはず〜っと気になっている)、先を急ぐ身なので、今回はパス。
  • 近鉄奈良から大和西大寺へ。ここで各停(関西私鉄では普通車という)の橿原神宮前行に乗り換えて、大和八木駅で下車。16:30頃。440円。本日宿泊のホテルまで歩いて、チェックイン。
  • ビジネスホテル河合。設備などやや古いものの、部屋が広く、ベッドも大きく、静かで、まあまあ居心地がいい。WI-FIは入ったが、あまり使い勝手がよくない。一泊5500円のところ、はならぁとプラン(要ガイドブック)で、4300円で泊まれたのはうれしいところ。
  • ADSR展は17:15から19:45までの夕方から宵の口にかけての公開なので、ホテルで一休みした後、出かける。会場はホテルから歩いてすぐ。旧好川邸→環濠跡→畝傍駅→魚幸→昭和スクエア→再び畝傍駅、という順に観覧。
  • さて、このADSR展、HPを覗いたら、急にスマホを持ってこい、ということになっていて、現在、スマホなしの身には、いささか戸惑わされた(この旅行自体のキャンセルすら考えていた)。実際、5つの展示のうち、2会場は(指定のサイトに接続できる)スマホがなければなんともならんし、他の2会場もスマホのあるなしでは全く違った印象となっただろう。ただ、ラッキーだったのは、スタッフの方に大変気を使っていただいて(実際、スマホ持参の周知やスマホのない人へのケアをどうするかなどの対応が大変だったようだ)、各会場で、ご自身のスマホ(のスピーカー)を使って、音を聴かせてくれたのはありがたかった。特に、畝傍駅ではずいぶん長時間にわたって、つきあっていただいた。感謝。おかげで、幾分、キュレーターの意図(スマホ&ヘッドホンを想定している)とは違う状況だったが、そこは多少想像力で補い、ひととおりの作品が無事鑑賞できた。ひとことで、感想を言うならば、作品自体はどれも素晴らしく、わざわざ観に来た甲斐があったというもの(いや、遠方から出かけてきたからといって、無用の美化はしていません!)。
  • この後、夜の町を少しばかり徘徊して、コンビニで買い物をしてホテルに戻る。風呂に入って、ベッドでごろごろしていたら、あまりに静かでぐっすりと眠る。夜中に目覚めるも、めずらしく再びぐっすりと。