かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

京都

  • 京都に行ってきた。今回の第一の目的は、チェルフィッチュの新作「部屋に流れる時間の旅」を観ること。併せて、久しぶりに大駱駝艦や、京都文化博物館で開催している「実相院門跡展」を観ることとした。できるだけ安くあげるため、帰りは18きっぷ利用とし、途中、MIHO MUSEUMに寄ることとした。寝不足がたたり、ちょっとしんどかったのだが、チェルフィッチュの新作は期待に違わず素晴らしかったし、MIHO MUSEUMの「かざり」展もとても興味深く観ることができ、まあまあいい旅であった。
  • 最寄りから始発バスで成田空港T3へ。早々に保安検査場を通過して、出発ゲートの71へ(バスで飛行機まで移動のゲート)。今回は、JetstarのGK201便で大阪に向かう。6:40に搭乗開始とのアナウンスがあるものの、機内整備のため(何があった?)とのことで、だらだらと搭乗開始時刻が遅れ、結局、1時間近く遅れての、出発となる。この辺りから、寝不足もあって、イライラする一日になってしまったのはちょっと失敗。
  • 到着も1時間ほど遅れる。京都アクセスきっぷ(1230円)利用で、関西空港駅9:44発の急行に乗車、天下茶屋、淡路で乗り換え、烏丸には11:30頃、到着。ここから歩いて、京都文化博物館へ。天気は上々、昼休み時で人が多い。
  • 京都文化博物館 特別展「実相院門跡展」(3F)岩倉の実相院に伝わる古文書、障壁画などの美術作品などによって、その変遷を改めて辿る展覧会。個人的には、本堂を飾る近世中期狩野派による障壁画が前期・後期の2期に分けて、ほぼ全点展示されることがお目当て。今回はその前期。実相院の本堂は、東山天皇中宮、承秋門院の女院御所を移築したもの(18c中頃?)とのことだが、障壁画は必ずしもこの建物に元からあったものではないとのことで、現在のところは由来は不明。今回観たものの中には、京狩野の4代目、狩野永納によるものもあったが、これは輪郭線が太く、どちらかというと桃山時代狩野派を連想させるような作風で、これまでに観たことのある永納の絵とはちょっと印象が違った。前期展示の中では、群鶴図がたいへんおもしろかった。さまざまな鶴のモブシーンが、精密でスタイリッシュな筆致で描かれている。石田幽汀の群鶴図屏風と並べて観たら、どんな感じかなとも。
  • 13:30頃、博物館を出て、河原町三条へ。途中、適当な昼食を適当に食らう。河原町三条から、3系統で上終町・京都造形芸大まで。一日乗車券利用。通りがかりのチケショで490円で購入。春秋座前のスペースで、しばらくの間、コーヒー休憩。持参の本などを読む。今回は新訳版の『デューン 砂の惑星』を持参。
  • 大駱駝艦「ムシノホシ」。久しぶりの大駱駝艦だったが、踊り手の方が大分入れ替わっていて、男女とも、知っている名前がほんの数人になっていた。麿さんは、相変わらず、愛敬のある踊りで素晴らしい。90分。
  • ちょっと疲れ気味なので、トークは割愛させてもらい、ホテルに向かうことにする。204系統利用で、上終町・京都造形芸大から烏丸丸太町まで。
  • 今回、宿泊は、久しぶりにパレスサイドホテル。ここはかつてはホームグランド的に泊まっていて、100泊まで行かないものの、少なくとも80泊ぐらいはしていて、しかも今回久しぶりだから、ちょっと懐かしい。部屋はダブルベッドの部屋だったのはラッキー。Wi-Fiも部屋の中にルーターがあり、ばっちり。ひげ剃りがなかったのが、減点かな。相変わらず外国人客多い。廊下でロシア語の声とか。
  • 1時間ほど、休憩してから、岡崎方面に向かう。202系統で烏丸丸太町から東山二条・岡崎公園口。ここから歩いて、ロームシアターへ。改装なった京都会館、T+Sとかが入っていて、最悪!。
  • 券面に整理番号がなく、また、開演1時間前から受付開始とあったので、とりあえず、1時間前に行ってみたのだが、特に整理番号を出すわけでもなく、列を作るわけでもなく、開演10分前の開場時に適当に押し寄せて入場という...
  • ということで、開場まで、少し、近くを散歩するなど。図書館の近くに、市電が置いてあり、早速写真を。「岡崎・市電コンシェルジェ」と言って、京都市の設置した案内所になっているようだ。
  • チェルフィッチュ
  • 終演後、再び東山二条・岡崎公園口まで歩き、202で、ホテルに戻る。時間を間違えていて、バス停で30分近く待つ。これだったら、熊野神社まで歩いて別の系統に乗るか、ホテルまで歩いてもよかったかなと。帰りは府庁前まで歩き、フレスコで食料を買い出すなど。
  • ホテルに戻って、風呂に入って、早々に寝る。