かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

「大白隠展」(東北歴史博物館、瑞巌寺宝物館)

  • 瑞巌寺・宝物館(青龍殿) 地下に展示室が2室あり、1室は常設展として瑞巌寺に関わる資史料や宝物類の展示、もう1室が特別展として「大白隠展」の展示に当てられていた(この他、1Fにも1点、イントロ的に白隠画が展示されていた)。内容は、白隠による書・画がモチーフ別に、例えば達磨をモチーフにした作品でひとまとめに展示といった具合。最初に絵画があり、最後に書が展示されていた。全てではないが、それぞれに解説のキャプションがつきは、賛の翻刻/解釈も含め、それら書・画に込められた白隠の教えが分かりやすく説かれている。このあたりの内容は、監修者の芳澤勝弘氏のお仕事が反映しているのかと。
  • 東北歴史博物館 通常の入場料一般400円で、常設展、テーマ展、そして特別展と観ることができた。荷物をコインロッカーに入れ、早速、特別展の会場から観覧。東北各地で所蔵される白隠画で、別に1章設けていた他は、瑞巌寺と同様の構成での展示。なお、展示の核となっていたのは、さる個人所蔵によるもの。展示数は80数点(前期)で、HPやちらしなどでは告知されていなかったが、前期・後期にわけて展示するようだ。(2会場に分かれてとはいえ、200点超が一堂(いや、二堂か)に会されれば、さぞ壮観だったろうに...)
  • 本展の、目玉は、延べ総数で200を超える大量の書・画(といっても、白隠が残した書・画は軽く万を超えているというから、それから見ればごく少数ということになってしまうのだが)が展示されるという点なのか、特に白隠の生涯を辿ったり、著書が併せて展示されるということがなかったのは、少し残念な気も。ただ、それこそ芳澤氏の著作に見知った作品が何点も出ていて、これらを観られたのはよかったかと。図録は1200円で、図版は出展の200超の作品からのセレクトされた122点の掲載されていた。まあ、白隠の書画を観ると元気になるので、それが何より笑
  • 続いて、常設展とテーマ展も併せて観覧。今回は、多賀城跡などの周辺の遺跡見学は割愛。