かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

白老

  • 7:30過ぎ起床。温泉に浸かって、朝食をたらふく食らう。幸福か? 退廃か? チェックアウトの時間まで、部屋で霧に包まれた山を眺めつつ、ぼっーとするなど。大事なことが降りてきて、しばらくそこにいるが、すぐに雲散霧消してしまう。9:30過ぎにチェックアウト。外は小雨が降っている。今日一日、こんな調子の天気で、ちょっと肌寒い。上着を持ってこなかったのは失敗だったかも。10:00発のシャトルバスに乗って、札幌駅に向かう。10:50頃、札幌駅北口に到着。
  • 11:24発のL特急すずらん4号に乗車。5両編成で、指定席は4号車のみで、あとは自由席。3号車に乗車したが、空いていた。12:32白老駅に到着。ここから歩いて、アイヌ民族博物館に向かう。



白老駅駅舎

駅の待合室にて

メインストリート

  • アイヌ民族博物館(ポロトコタン)は、私立の博物館で、白老駅から歩いて10分ほどのポロト湖のほとりにある。敷地の中には、博物館棟の他に、アイヌの伝統的な建造物、数棟のチセ(家)、食料庫、祭壇などが(移築・)復元され、体験学習の建物やカフェの建物などもある。北海道犬やヒグマが飼われていて、これも見学できるようになっている。博物館棟には、アイヌの世界観、生活、文化全般を、資料、映像、ジオラマなどによって紹介する常設展示がある。湖畔の景観も含め、見どころは多々あったが、なかでも興味深かったのは、実演のコーナー。大きなチセを会場に、1時間に1回程度、30分ほどの実演が行われる。最初に10分ほど、アイヌ語やチセに置かれた文物などでアイヌの文化を紹介した後、舞踊や歌、口琴の演奏を観ることができた。舞踊や歌は、思っていたよりもテンポの速いもので、ハーモニーがとても美しいものだった。雨の平日なので、あまり観光客はいないのかな、と思っていたのだが、次から次へと団体客が訪れていた。実演の際には、修学旅行の中学性の団体と韓国からの団体が見学していた。


アイヌ語で、ポロは大きい、トは湖、コタンは村の意。

移設復元されたチセが並んでいる。

食糧庫


祭壇



  • 白老駅16:16発の苫小牧駅行きの各駅停車に乗車。終点の苫小牧まで。450円。高校の下校ラッシュに当たって、けっこう大変。ワンマンカーなので、乗車・下車に時間がかかり、少し遅れての苫小牧到着。千歳方面の乗り継ぎ列車に接続できたが、時間があるので、ここで下車し、バスで新千歳空港に向かうことにする。


  • 南口1番乗り場で、道南バス・30系統・新千歳空港行17:15発に乗車。このバスは、直行バスではなく、いわゆる路線バスで、空港まで1時間ほどかかるが(620円)、時間つぶしも兼ねて、これに乗ることにした。町中の様子や周辺の土地勘も摑め、なかなかおもしろい。ほぼ定時の18:10頃、新千歳空港に到着。このバス、新千歳空港では、国際線T66番、国内線T29、国内線T2(終点)の3カ所に停車するが、LCCは29が最寄りになる。終点の2まで乗車して、少々歩くことになった。
  • さっさと保安検査場を通過して、3ゲート付近で本など読んで時間を潰す。使用機の到着が15分ほど遅れ、それに伴い出発も15分ほど遅れる。成田空港の駐機場到着が21:50頃で、そこからバスに乗り換えて、T3まで移動したので、終バスに間に合うかどうか、ちょっと心配だったが、22:10頃にはバス乗り場にたどり着き、終バスに無事乗車できた。ということで、なんとか無事に帰宅。