福井→金沢
- 福井と金沢を回って、いくつかの展覧会を観てきた。中でも、今回の一番のお目当ては、福井県立美術館で開催の「岩佐又兵衛展」で、それほど大規模な展覧会ではなかったものの、はるばる出かけて観る価値のある展覧会だった。
- さて、今回は、旅行会社のフリープランのツアーを利用した。小松空港利用の北陸方面のツアーはだいたい20000円弱で行けるのだが、夏休みにぎりぎり入ってしまい、22000円ぐらいになってしまった。それでも安い方で、この日程以降だと、もっと高くなる。
- せっかく福井に行くのだから、一乗谷や永平寺にも行って観たかったが、予定の都合もあり、これはまたの機会とし、今回はもっぱら市内の美術館・博物館を回ることにした。金沢も同様いつものように美術館・博物館回りだが、前回立ち寄り、感銘を受けた鈴木大拙館を再訪することにした。
- ツアーは、JAL利用で、羽田空港-小松空港を往復。行きは、最寄り4:50発のリムジンバスを利用。利用者が多く混んでいて、乗車に手間取ったが、それでもほぼ定時に羽田空港に到着、T1で下車。早々に保安検査場を通過して、出発ゲートの13ゲート付近に移動して、搭乗開始を待つ。
- 搭乗したのは、JAL183便羽田空港7:15発小松空港行き767-300。定時に搭乗、定時に出発、定時に到着。特に問題なし。羽田は曇っていたが、小松は晴れていた。8:30発の福井駅東口行のリムジンバス(京福バス)に乗車。1250円。1時間ほどで、福井駅東口に到着。西口に移動して、駅前の観光案内所(ウェルカムセンター)で、観光マップなどを漁り、レンタル自転車(ふくチャリ)を借りる。電動自転車で、とても乗りやすく、料金も1日500円(4時間以内だと200円)とリーズナブルだった。天気さえよければ、市内観光はこれをお奨めする。
電動自転車で、1日500円とリーズナブルな料金。重宝した。もう少し籠が大きいとよかった。
- 早速、自転車に乗って、最初の目的地、福井県立美術館を目指す。途中、どうにも小腹が減ったので、コンビニに寄って、おにぎりを食らうなど。
- 10:00前に美術館に到着する。が、今日が、展覧会の初日のセレモニーが行われるとのことで、一般公開は11:00から。見逃していた。やむなく、当初パスの予定だった近くの福井県立歴史博物館から見学することとする。自転車で5分ほど(これが自転車のありがたいところだ!)。
- 福井県立歴史博物館 特別展「ふくいの婚礼」、常設展示などを観覧。常設展示が、トピックの立て方がユニークで、わりと近代や「昭和」の暮らしに関する展示が多いのが特徴か。昭和30年代の自動車が数台展示してあるなど。また、「オープン収蔵庫」として、普段なら観ることのできない収蔵庫の一部を展示施設として博物館の働きなどを可視化している点などもおもしろかった。観覧料は400円(常設展のみだと100円)。半券で「岩佐又兵衛展」の入館料が2割引きになったのはラッキーだった。
- 観覧後、再び福井県立美術館へ。駐車場管理のおじさんと顔見知りになるなど笑
- 福井県立美術館 特別展「岩佐又兵衛展」、テーマ展「福井の彫刻・立体 Vol.2」 近くの高校生たちがレポートのために見学に来ていて、少し混雑もしていたが、まあまあ存分に観覧することができた。
- この後、岩佐又兵衛の墓、福井市立郷土歴史博物館(今回は時間の都合で観覧はパス)、養浩館庭園(郷土歴史博物館の隣)、福井城趾などを観覧した後、足羽川(あすわがわ)を渡り、足羽山公園の近くの、橘曙覧記念文学館を訪問。入館料100円。付近には、愛宕坂茶道美術館、福井市水道記念館など小規模の展示施設があったが、今回は、時間の都合もあり、ここだけとする。
岩佐又兵衛墓
解説板
宝永小学校玄関前の又兵衛墓の元あったところに建てられた石碑。
- 14:45頃、駅前に戻り、自転車を返却する。
- 土地勘がないので、次に行く、福井市立美術館まで、自転車で行けるかどうか、ちょっと見当がつかなったので、自転車は返却することとし、無料で乗れるフレンドリーバスを利用して、美術館まで行くことにする。(結論から言うと、自転車で行ってもよかったかと。)フレンドリーバスは、福井市内の市の公共施設を回るバスで、利用者は無料で乗車できる。15:00発のバスに乗車。12分ほど。
- 福井市美術館(アートラボふくい) 企画展「竹久夢二展」、常設展示「高田博厚の世界」を観覧。企画展は県美で入手した割引券を利用し、100円引の900円で観覧。常設展示は企画展とは別に入場料100円。エントランスがガラスのドームになっており、その内周を回るように作れたらせん状の傾斜路を上がって、2Fの企画展示室に入るようになっている。2Fにはこの他カフェなど。1Fには、常設展示室とワークショップルームなどがあった。
福井駅前広場に恐竜がいた。