かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

豊橋→浜松

  • 往復18きっぷ(実は今夏2枚目。その1、2片目を使用)で、豊橋・浜松・掛川と回ってきた。また、今回は、一部、遠州鉄道天竜浜名湖鉄道にも乗った。乗り鉄である。ただ、だいたい眠り込んでいるので、偽物であるが...
  • 今回の一つ目のお目当ては、あいちトリエンナーレ2016である。今回で3回目。過去2回、見応えのある国際展となっていたので、今回も期待している。なので、連携企画も含め、なるべくじっくり観ようと思っている。その第1弾として、まずは、今回から新しく会場に加わった豊橋会場の展示を観て回ろう。
  • そして、二つ目のお目当ては、ここのところ、再びマイブームになっている藤森照信建築を観に行くの第3弾として、秋野不矩美術館を訪ねることである。オープン当時から、何度も計画しては、結局出かけられない、が続いていたので、この機にえいやっとばかりに行くことにした。併せて、掛川にある谷口吉生建築の資生堂アートセンターにも立ち寄ることにした。こちらは9月からしばらくの間、休館になるようだ。(今回の予定はこのあたりまでだったのだが、バスに間に合ったので、もう一つ、藤森照信建築、ねむの木こども美術館・どんぐりを見てきた。)
  • さて、最寄り始発に乗車。最寄り4:56→5:38東京5:46→8:05沼津8:08→10:16浜松10:20→10:54豊橋東海道を下るときのいつものパターン。だいたい予定どおり。11:00前に豊橋に無事到着。車中、わりと眠ることができ、寝不足はだいぶ解消できた。
  • 豊橋は2回目である。最初は、豊橋市美術博物館での展覧会の観覧、と過去に開催した芦雪関連の展覧会図録の購入が目的だった。吉田城や豊橋市公会堂の外周りも見学し、路面電車に乗ったと記憶している(で、メシは駅前の王将爆)。
  • まずは腹拵えをしておこうと、某ガイドブックで知った八丁味噌仕立ての豚汁を食らいに駅近くの某食堂に出向く。しかしながら、店の前まで行くと、「本日臨時休業」の張り紙。ああ無情。気温が10℃ぐらい一気に上がる。暑くて倒れそうだ笑 やむなく、途中で見かけた、チェーン店で味噌カツ丼などを食らう。味噌カツ丼+豚汁小+漬け物のランチセット600円+税。
  • 気を取り直して、あいちトリエンナーレの会場に向かう。事前にガイドブックやツなどでの予習に基づき、PLAT→水上ビル→はざまビル大場→開発ビルと回るつもり。地図を見る限り、徒歩で十分回れる。
  • ツなどを見ると、豊橋会場は2時間程度でざっと回ることができるような印象だったが(実際、関係者のそのようなツもあった)、上映時間が30分以上のビデオインスタレーションなどもあり、じっくりと観て回るには、2時間では足りない。倍の4時間は必要。2時間を目安にしていたので、豊橋市美術博物館のワイエス展の観覧や、宿泊場所の浜松に戻って、中田島砂丘に行ってみるなども考えていたのだが、残念ながら、今回は果たせなかった。いささか心残りだ。
  • まず、前売り券を引き換えのためにPLAT会場を訪ねる。PLATは正式には「穂の国とよはし芸術劇場 PLAT」といい、シアターとコンサートホール、リハスタなどからなる施設。ここで、前売り券をチケットに引き換える。通常の国際展のチケットは、一会場で押印の一日のみ通用(押印場所は、名古屋5会場、豊橋2会場、岡崎2会場)。この他に、堀田商事ビル(名古屋・長者町会場)、岡崎表屋(岡崎・康生会場)など数カ所は、チケット提示で何度でも入場可能とのこと。なお、豊橋会場のみのチケットは300円(コスパ、かなりよろしいかと)。この他に、作者・作品を会場ごとに紹介したパンフレットと会場マップが配布されていた。あいちトリエンナーレ2006は、別に公式ガイドブックが販売されているが、慣れた人(トリエンナーレ・ゴロ!)には、無料配布のパンフとマップ(これは公式ガイドブック添付のものと同じ)で十分と思われる。PLAT内のいくつかの作品の展示場所がわかりづらいが、館内マップを作成、ネットで公開するなど、対応が早く、とても素晴らしい(と言っても、このマップを発見したのは帰宅後だったけれど笑)。なお、この日15:00からパフォーマンス・プログラムのダニ・リマ作品もPLATで上演されたが、当日券が出ていたものの、時間が間に合わず、見られなかったのは、残念。
  • さて、PLATでの展示は、T01大巻伸嗣→T20鳥の歌 メッセンジャーの系譜学→T02ウダム・チャン・グエン→T03ジョアン・モデの順に観覧。T20は、全部で8展示あるコラムプロジェクトのうちの一つで、トリエンナーレ参加作家数人の作品を持ち寄ったコラボ展示になっている。この会場では他に展示のない森北伸作品など、小品とはいえ、なかなかおもしろかった。ただ、そのうちの、クリス・ワトソンの音響作品が機材不調で聴くことができなかったことはとても残念(90分ぐらいあったらしい)。すぐに直るものなら夕方また来てもいいかなと思って、スタッフに尋ねたら、修理まで、2,3日かかると言っていた...(お目当てが機材不調で見られない、聴けないというのは、オレ的にはしょっちゅうあることなので、もう慣れっこなのさ...ふんっ)
  • 水上ビル
  • 開発ビル
  • 10F旧ホール全体を使った石田尚志の展示は、ホールの個性/歴史を深く読み取った上での大規模インスタレーションでもあり、複数の時間が重層する見事な展示で、横浜個展を超えていくような規模とレベルだった。
  • (とにかく小林耕平作品の弥次喜多珍道中双六が曲モノだった。前回の山本現代での個展を観て、小林耕平作品の形而上学的核心を摑み取った気になっていたのだが、迷コンビ、山形育弘との映像を観ているうちに、とにかく、気が狂いそうになった。そして、オレの中に形作られつつあった小林耕平理解は見事に雲散霧消したのであった。ふりだしに戻る。わはは。)
  • 観覧を終えると、16:00を大分過ぎている。当初のつもりなら、この後、豊橋市美術博物館でワイエス展を観て、吉田城や公会堂の外周りを見学して...のつもりだったが、暑さにいささか参っていることもあり、これらはすべて割愛することにした。まあ、またの機会に。
  • JRで、豊橋から浜松に移動。豊橋よりも浜松の方が2日目の予定に都合がよく、宿も安くよさげだったので、宿泊は浜松にした。中田島砂丘に行きたかったが(時間的には行けないこともなかったが)、いささか疲れ果てたので、これもまたの機会に。
  • とりあえず、夕食ということで、駅近くで、餃子を食らう。名店らしく、行列もできていたが、それほどでもなかった。とにかく焼き具合がダメ。オレの分はそれほど悪くはなかったが、隣席の人のような真っ黒焦げが出てきたら、手も付けずに出ていったかもしれない。餃子の餡は野菜多めでしゃきしゃきとフレッシュな感じが強く、よかったのだが。餃子中(12個。720円)とごはん(200円。壺漬け付き)。もう二度と行くことはないだろう。
  • ホテルまで歩いて、チェックイン。フロントで、コンビニの場所を確認して、飲み物など。
  • 今回宿泊したのは、くれたけインセントラル浜松。部屋は、わりと広めで、新しい。ユニットバスはやや狭かったが、設備など一通りは揃っていた。Wi-Fiも無事に入る(電波が弱いのか、時々途切れたが)。フロントの対応も、とても丁寧でよかった。朝食付きで、4200円(税込み)。
  • 風呂に浸かって、早々に寝入る。もちろん夜中に、目が覚めて、朝まで、断続的に寝たり起きたり。AMで、レディオヘッドの近作とテニスコーツの旧作を交互に聴くなど。