かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

名古屋→長久手

  • 7:00過ぎに起きだし、身支度をして、朝食を食らう。一度部屋に戻り、ネットをチェックするなどした後、チェックアウト。
  • 白川公園まで歩く。10分強。このあたり、大分土地勘ができたので、まあ、ふらふらとしつつ。途中、チケショがあり、名古屋-東京間の新幹線チケットを物色するなど。結局、買わなかったが。
  • 9:00過ぎに白川公園に到着。豊橋会場にも展示の、ジョアン・モデの、鑑賞者が毛糸などを使って、樹間にネットを編み上げていく作品をスタッフが準備していた。時間に余裕があるので、市美の周囲を歩いて見る。




  • あいちトリエンナーレ2016・名古屋市美術館 9:30の開館を待って、入場。ビデオ作品が1点のみだったこともあり、わりと時間はかからずに、全体を観覧することができた。地下のN47のライ・ヅーシャンの作品がおもしろい。会場の周囲に棚のような通路を巡らしてある作品で、通路を作った際に出た端材や木屑、あるいは材料の空き缶などが部屋に放置されている。おそるおそるその通路に上り、歩き出したときの、ある種のあやうい身体感覚、なにやら放置されたゴミのあつまりを観つつ、素朴に浮かぶクエッションマークなどなど。
  • 名古屋市美術館観覧後、地下鉄伏見駅まで歩き、地下鉄東山線藤が丘駅まで。300円。30分弱。ここでリニモに乗り換えて、芸大通まで。290円。10分。下車。芸大通駅から愛知県立芸術大学まで、展覧会のお客向けに土日祝日限定でシャトルバスが出ているのだが、うまく時間があわず、歩くことにした。15分弱。もう少しで到着というところで、バスに追い抜かれるなど。
  • インフォメーションセンターでガイドブックをいただき、マップをたよりにキャンパス内に散在する展示を見て回る。最低でも2時間ほどは必要かな。しかも、内容的に駆け足ではなく、じっくり観るべき。あと、キャンパスは夏休み期間中なので、お弁当を持ってくるといいかも。




  • オレ的には、学生時代を東京のほとんどキャンパスらしいキャンパスのない大学で過ごしたので、郊外の広いキャンパスのある大学にくると、ついついあこがれが出てしまうな。
  • 学内の展示室や教室、アトリエなどを使った屋内展示と、野外インスタレーションに分かれ、それぞれキャンパス内に散在して設置されている。それらを地図とところどころにある道標をたよりに、見て回るという趣向だが、森に囲まれた夏休み中の閑静なキャンパスはとてもゆかしく、楽しい時間を過ごすことができた。出品作家からすると、若い人が多そうなものだが、意外に中高年が多かった。おもしろかったのは、一匹狼のじいさん(オレはまだおっさん)が多かったこと。ちょっと話してみればよかったかな。
  • お目当ての、奈良美智+森北伸《森の中の大きな頭》は、まさに森の中に息づくように、建っていた。ガイドブック(P29)にあるお二人の「奈良 森の中さ頭あるのって変でねべが? 体も無えのによぉ。  森北 えっ!? 何言うとらっせる〜、おみゃ〜さんよぉ、体って地球でしょ↗。」という対話にぐっときていたのだが、作品を観るとこれまたぐっとくる。(でもって、虫除けスプレーが準備されていたのは、さすが。)
  • 小林耕平の作品を最後に観たのだが、これまた、台風一過の町中か、というばかりに、変なものが起伏のある芝地の上に(一見)雑然と散在し、豊橋で観たあれ以来、オレの頭の中はますます混乱・困惑するばかり笑(これじゃ、何も言っていないのと同じだな。)
  • 時間がきたので、室内楽ホールへ移動。
  • 15:00から、コンサートに先立ち、檜垣智也によるレクチャーで、アクースモニウムを解説するとのことなので、室内楽ホールへ。できて3年目とのことだが、とてもきれいなホールだった。ホール内には、50周年を記念して、50台のスピーカーが立てられているとのこと(うち、1台は反響板の後ろに置かれていて、見えないとも)。さて、レクチャーは50分ほどで、アクースモニウムの定義や簡略な歴史など、デモを含めて、効果的、かつ要領よくまとめられた内容で、喉に魚の骨が引っかかったように、アクスモについていまいちぴんとこなかったところが、すとんと腑に落ちて、これまたオレ的にはありがたかった。
  • 少し休憩した後に、本編のコンサートへ。演目は4曲ほど。
  • さて、コンサートが80分強で終了して、帰路に着く。最大2時間ほどと予想して、帰りの乗り継ぎプランを立てていたので、かなり余裕ができた。が、ちょうどバスが行ったところで、帰路も結局、芸大通駅まで歩く。以下、芸大通17:36→藤が丘17:51→名古屋18:30特快→豊橋19:29→浜松20:21→静岡と乗り継ぐ。名古屋駅で特快の列に並んだら、すぐそこにきしめんの立ち食いがあり、つい列をはなれてしまう。きつねきしめんを5分で食らう。まあまあ、順調だったのだが、弁天島でイベントがあったとかで、ここで大混雑、そのため、電車が数分遅れて到着。浜松駅の出発も数分遅れとなった。静岡駅には21:40頃、到着。ここで、18きっぷはあきらめ、新幹線に乗り換える。少し時間があったので、駅前のチケショの自販で新幹線自由席回数券を買う。5400円ほど。静岡22:11→23:10東京、やっぱり新幹線は速いや。1本前のこだまの自由席が弁天島イベントの客で満席のようだったので、これは混んで座れないのかと危惧したが、乗車したひかりは、浜松には停車しないので(帰宅後確認)、自由席はがらがらだった。東京駅からダッシュし、最寄り行きの電車の飛び乗る。おかけで、今日中に駅に到着。東京都区内から最寄りまで、ふたたび18きっぷが利用できた。18きっぷ、けっこうがんばってくれた。