かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

京都


朝食バイキングのウインナー。ではなく、ロビーで配布の耳栓。

  • KYOTO EXPERIMENTで、池田亮司のコンサートピース4作品の一挙上演と、展示があるので、出かけてきた。併せて、いくつか観たい展覧会を回ってきた。
  • 秋の観光シーズンということで、人が多かった。2日目はバス移動が中心だったが、思った以上に時間がかかり、いくつか割愛せざる得なかった。
  • さて、最寄り7:00発のバスに乗車。ほぼ定時に成田空港T3に到着。早々に保安検査場を通過して、161ゲート付近に移動。といっても、空いている奥の方のベンチで一眠り。いつものJetstar GK203便だが、出発予定時刻が20分ほど遅くなっている。定時に搭乗が始まり、珍しくさくさくと出発。おかげで、関空へは20分ほど早く着陸(以前と同じ時間だ)。いつもの11:26発の急行に乗車。
  • 京都アクセスきっぷ利用1230円で、以下、関西空港天下茶屋→淡路→桂→西院と、南海、地下鉄、阪急を乗り継ぐ。西院で下車したのは初めてかも。

  • 適当な昼食を食らってから、ホテルにチェックイン。ここアニメティがないのをすっかり忘れていて、ちょっとピンチ。
  • 一休みしてから、西大路御池駅まで歩き、東西線で東山まで。260円。ここからは歩いて、ロームシアターへ。まだ紅葉にはちょっと早いか。しかし、秋の観光シーズンなので、平安神宮近辺も観光客が多い。


岡崎公園に来ると、必ず寄るところ笑

  • 受付で、パスを見せて、4公演分のチケットを受け取る。ロビーには入れるようだが、開場はそれぞれ15分前とのこと。時間があるので、少し周囲を歩くなど。
  • 各公演間にあるであろう微妙な空き時間をどう潰すかが、事前のちょっとした課題で、それぞれ対応を考えていたのだが、ロームスクエアの展示もあり、ロビーで座って待つこともできたので、思ったほど難ではなかった。
  • コンサートの会場は、サウスホールで、定員700名・固定席の劇場。段差もあり、まあまあ舞台を見やすい劇場だった。例によって、舞台の上に、池田亮司の姿はなく(後方のオペ室内で演奏/操作/モニターしていたか?)、客席の拍手に(02と04であり)応えることもない、といういつものイケズぶり笑 音響は解像度が高く、とても聴きやすかったが、一方、視覚面も含め、諸感覚に対する多少の暴力的な喚起という点からはややおとなしい印象も。ロビーで耳栓を配っていたが、これは不要。4作品とも、客席の中心付近に陣取ったが、映像を使った3作品で、4Kプロジェクタのファンの音がけっこううるさかったという笑
  • 上演は、①formula、②datamatics、③C4I(「4」は正しくは左肩小文字)、④matrixという順。この順番が良かった。まだdumb typeのorやmemorandamあたりとのつながりを強く感じさせる(とはいえ、もちろんアップトゥデートされている)初期作品(映像マテリアルは高谷史郎)のformula、今現在多くの人が池田亮司といえば連想するであろうdatamatics、映画的とも呼ぶべきメッセージ性の強い、新展開のC4I、そして、美しい音響彫刻のmatrix(2/3は電子音の美しいモジュレーション、終盤の1/3は客席に向けてライトを照らし、ハーシュノイズが全体を覆う)まで、池田亮司の音(楽)/映像のさまざまな側面を聴く/観ることができたコンサートだった。まあ、劇場上演のコンサートピースとしての上演故か、池田のある意味、容赦ない音響/映像の暴力的側面はいくぶん削がれた感があるが、これはないものねだりといういうものだろう。展示作品のthe radar[kyoto]も含め、京都まで出かけた甲斐はあったかと。
  • formulaを改めて観ていて、ふと思ったのだが、orのコンサートバージョンの映像とか残っていないのかな? たしか、舞台に、池田と山中透が並んで演奏している(ラップトップを睨んでいる)写真を見たことがあるのだが。
  • あと、物販もいろいろ出ていたが、残念、全部持っていた(自慢!笑) detamatics Tシャツとか売っていたら、買うところだったが、スーパークールな池田亮司はそんなロックバンドみたいなことはしない(って、「+/-」展のときに、Tシャツ売っていたような...)。記録媒体の解像度に不満で、現状では絶対に映像付きの作品パッケージは出さない、らしいのだが、その映像が付いた唯一のパッケージである『formula』の在庫が出ていて(4000円!)、それが飛ぶように売れていたのが、なんだか印象的だった。