かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

岡山→丸亀

  • 7:30起床。身支度をして、2Fに降り、朝食を食らう。いったん部屋に戻り、一休み。8:30頃、チェックアウト。
  • まずは、岡山芸術交流の残りをということで、県庁前まで歩き、I5→[岡山県庁前広場]→[岡山城]→[林原美術館]と回る。林原美術館の、ピエール・ユイグ作品がキモだったかなと。ただ映像作品は、森美で観たことがあるやつ。

I5.フィリップ・パレーノ《With a Rhythmic Instinction to be Able to Travel beyond Existing Forces of Life (Green, Rule #1)》→[H.岡山県庁前広場]H1. ハンナ・ワインバーガー《On Time》、H2.アーメット・オーグット《While Others Attack》→[G.岡山城]G4.ホルヘ・パルド《Untitled》、G2.リクリット・ティラヴァーニャ《untitled 2016》、G3.島袋道浩《Bow to Bow》、G1.ノア・バーカー《Soundtrack for Development》→[F.林原美術館]F1.ノア・バーカー《Sountrack for Development》、F2.レイチェル・ローズ《Egg》、F3.ピエール・ユイグ《Zoodram 4》、F4.ピエール・ユイグ《Untitled(Human Mask)》、F5.レイチェル・ローズ《Lake Valley》、F6.レイチェル・ローズ《Everything and More》、F7.ピエール・ユイグ《Untitled》

  • この他、[E.シネマクレール丸の内]会場で、毎日12:15〜13:45、ドミニク・ゴンザレス=フォースターの作品上映(5作品を日替わりで)があったのだが、これは時間が合わず、今回は見送ることにした。
  • さて、まだ昼前なので、少し観光をすることに。まずは岡山後楽園へ行ってみる。2回目(かな)。月見橋を渡り、南門から入る。入園料は400円だが、この後、岡山県立美術館にも行くつもりなので(こちらは入館料250円)、共通券520円を購入。前回は、真夏に来て、暑くて気を失うのではないかと思いつつ、園内を歩いたのを覚えている。その時は人っ子一人いなかったのだが、今回は、観光シーズンの行楽日和ということもあり、園内には多くの人が訪れていた。ひとわたり散策のち、正門から出て、正面の県立美術館へ。
  • 岡山県立博物館 「東京国立博物館から里帰り! 古代吉備の名宝」、他 東博から里帰りの岡山県内の古墳から出土した銅鏡などの考古資料に、同館他所蔵の資料を合わせての展示。他に、歴史文書、仏像・神像などの展示。
  • 博物館に貼ってあったポスターで、ルネスホールというところで、片山真理の個展が開かれていることを知り、急遽、行ってみることにする。路面電車の県庁前通りのすぐ近くで、たいした距離ではないので、歩いていくことにした。10分ほど。ここは、日本銀行岡山支店をリノベしたホールで、片山真理展はその旧金庫棟内のギャラリーで開催していた。副題にセルフポートレートとオブジェとあるが、セルフポートレート(写真とソフトスカルプチャー)と瓶詰めのオブジェを中心としたインスタレーション。また、金庫棟で撮影した新作ポートレートなども。壁面にコラージュしたコーナーがあったが、この中に、どういうわけか、旧グ邸で撮影したとおぼしき泊の2人の写真があった。
  • 観覧後、まあ、岡山の路面電車にも乗っておこうということで、県庁前から岡山駅前まで。この区間は100円で乗車できた。駅前で適当なメシを食らって、丸亀に向かう。
  • 岡山駅13:42発のマリンライナー35号に乗車。14:19坂出着。ここで、14:30発の各停に乗り換え(1両編成!)、14:37丸亀着。980円。
  • 早速、妙法寺へ向かう。丸亀の駅から歩いて数分。蕪村が何度か讃岐を訪れ、妙法寺に障壁画を描いたことは知っていたし、また、図版で見たこともあったが、実際に観たのは今回が初めて。数年に一度、公開されることも知っていたが、なかなかタイミングが合わなかった。この公開のことは、気づかずにいたが、何かの拍子で検索したところ、11月26日(土)、27日(日)の2日間だけの公開を知り、日程がうまく合ったので、丸亀に立ち寄ることにした次第。妙法寺の障壁画は、棕櫚図、寒山拾得図、山水図とあるが、今回、観ることができたのは、棕櫚図の1件。現在は4曲1双の屏風装に改められている。もちろん観るのは、初めて。墨の濃淡で遠近感をだし、少しエキゾチックな棕櫚のイメージを簡略なタッチ画面の中に描き込んでいる。描き込んでいる、と書いたが墨を置く、と言ったほうがいいかな。この他、蕪村関係の掛け幅2点、寺宝の掛け幅なども併せて、公開されていた。参拝客が次から次へとやってくる。その参拝客が、集まると、住職が、お寺の由緒、蕪村滞在のことなど、お話してくれた。
  • バスまで多少時間があったので、丸亀城に行ってみることにした。といっても、天守までは登れず、麓の掘り割りや大手門付近を歩いたのみで、時間切れ。バス停に向かう。
  • 丸亀駅前16:00発の高松空港行きに乗車。1200円。17:15の定時に高松空港に到着。保安検査場を通過して、しばらく出発ロビーで本を読む。帰りは、Jetstar GK416便。成田空港には20:05頃着陸で、バス移動して、20:15頃ターミナルに着いた。この飛行機、高度を下げるときに、気流の悪いところにぶつかり、かなり揺れた。揺れは激しくはないが、長く続き、少し気分が悪くなった。今までの飛行機搭乗歴の中では、今回がいちばん酷い揺れだったと思う。20:45発のリムジンバスに乗車。22:00頃に無事帰宅。