かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

石狩川河口




  • 石狩川の河口に行ってきた。昨年の10月31日にも出かけたのだが、このときは、荒天のため、河口の砂嘴まで行くことができなかった。ということで、今一度、訪ねた次第。せっかく、登山靴を履いていくのだからと、2日目は、支笏湖湖畔の紋別岳に登ってみることにした。幸いにも、両日とも天気に恵まれ、運よく目的を果たすことができた。
  • さて、最寄り4:15発の始発のバスで、成田空港まで移動。5:10に到着。チェックイン開始が5:10なので、トイレに行ったり、うろうろしたりして、少し時間を潰す。こうなると、やはりWebチェックインができるのはありがたいなと。5:30チェックイン開始。行きは春秋航空なのだが、機内持ち込み荷物が5kgまでとLCCの中ではいちばん厳しい(現状では、バニラエアが10kg、ジェットスターとピーチが7kg)。チェックインを済ませ、保安検査場を通過して、171ゲート付近に移動、奧のベンチで一寝入り。
  • 今回搭乗するのは、春秋航空IJ661便、成田空港7:15→新千歳空港8:55。30分までに連絡バスでの移動が始まり、定時に出発。着陸は8:35頃で、20分も早く着陸した。素晴らしい。機内は空いていて、また、寝入っている人がほとんどで、静かでよかった。
  • 早く着いたのはいいが、札幌から石狩に向かうバスの時間の都合もあり、しばらく新千歳空港で時間を潰すことにする。で、結局、小腹が空いたので、フードコートに行って、はなまるうどんで、かけ小190円(ちょっと高い)とイカの天ぷら110円なぞを食らい、安く済ます。
  • 10:15発の快速エアポートで、札幌駅まで移動。1070円。40分弱で到着。今回はJRの他に、北海道中央バスを利用したが、いずれもSUICA使用可だった。前回来た時に日記に、駅からバス停までに5、6軒のコンビニがあったと書いたが、ロ×2、7×1、サンクス×1の合計4軒だった(いや、時間があったもので…)。コンビニで、おにぎりなどを調達。少し雲があるものの、天気は晴天で、いい感じ。
  • 北7条西1丁目バス停から11:36発の石狩線、石狩行の北海道中央バスに乗車。終点の石狩まで約1時間。680円。なお、このバスは、札幌バスターミナル始発だが、JR札幌駅からだと、北7条西1丁目バス停が最寄りとなる。



昨年の10月31日と同じところで。

  • 終点の石狩から、はまなすの丘公園のヴィジターセンターまでは約1.2kmほど。ここに駐車場があるので、公園を訪れる人は、たいがいそこまで自動車で行き、ヴィジターセンターに立ち寄ってから、公園を歩く、というのが普通のパターンのようだ。平日ということもあってか、今回も、石狩までバスに乗っていたのは、オレ1人だった。


Ⓐ石狩バス停からⒷヴィジターセンターまでは、土手の土手の上の道を歩いた。

土手上の道。左手奧にヴィジターセンター(の屋根)と石狩灯台が見える。右手は石狩川

路傍の花。

あと少しでヴィジターセンターに到着。


ヴィジターセンターの入口付近から、石狩灯台を望む。続いて、板敷きの観察路を先に進む。

  • はまなすの丘公園は、その名のとおり、はまなすをはじめとする海浜植物の保護地区になっており、決められた観察路の他は、立ち入り禁止になっている。石狩川の河口に行くことばかり頭にあったので、海浜植物のことは頭になかった。はまなすの花のシーズンは1ヶ月ほどの後、6月半ば頃で、一面に野の花が咲きほこるようだが、今日のところは、いくつかの小さな花がところどころに咲いているだけだった。ただ、観察路に出ると、とたんにひばりの鳴き声に囲まれ、それはそれでなかなか楽しい気分になる。






前回は、このあたりから引き返した。

地図にポイントするとこのあたりになる。

  • 途中に東屋があったので、小休憩を挟んだが、約30分ほどで、河口の砂浜に至る。草原が途切れると、周囲は波の打ち寄せる音だけが聞こえてくる。草原が手厚く保護されていたのの比べると、河口の砂浜には、いろいろな漂流物が打ち上げられるままになっている。靴が砂にめり込み、歩きづらい。苦労して、水際まで歩く。ああ、ここなんだな、という感慨が全身に染みわたる(ここではなく、対岸の可能性もあるが、それでも…)。海と川のあわいに砂嘴ができている。その砂嘴を真ん中に左右から波が打ち寄せている。砂嘴近くの砂浜に、かもめの群れが羽を休めている。数羽の烏がいて、烏がかもめの群れに近づくと、それを嫌って、かもめはいっせいに飛び立って、少しだけ離れたところに場所を変える。海からの風が吹いている。気持ちのいい5月の風だ。


河口近くの砂浜に出る。石狩川の流れ。

砂嘴に着いた。


砂嘴の先端。右が河口、左が海。波と波がぶつかる。


海側の砂浜から砂嘴を望む。

  • しばらくたたずみ、周囲の風景を目に焼き付けたのち、海縁の砂浜を歩いて、もどることにする。歩きづらく、単調な道のりだが、漂流物や、いつのものだろうさまざまな足跡、人、犬、鳥を眺めつつ、休み休み、公園の入口近くまで歩く。



ヴィジターセンターまで戻ってきた。

  • 先にも書いたように花のシーズンにまだ早かったのか、途中、あまり人には行き会わなかった。ドライブで来た人たちは何組もいたが、みなヴィジターセンターの駐車場に車を止め、観察路を少し歩いて、戻っていく。砂浜を歩いていると、双眼鏡を持った人に出会った。こんにちは、と挨拶をすると、鳥ですかと、話しかけられる。バードウォッチングをしている人のようだ。かもめ、からす、それにとんび以外は見かけなかったが、青鷺、白鷺などの美しい姿もみられるとのことだった。他には、犬を散歩させている人が一人、オレのような得たいのしれないおっさんが一人に出会っただけ。
  • 再びヴィジターセンターに戻り、トイレを借り、2Fの写真の展示などを見て回り、アイスクリームなどを食らって、一休み。その後、本郷新の《無辜の民》を再訪する。









  • ヴィジターセンターで、案内を見かけたこともあり、石狩浜海浜植物保護センターを訪ねてみる。1Fに展示室があり、このあたりの地形の成り立ちや、海浜植物や生物について、あるいは、保護センターのしていることなどを要領よく展示・紹介している。小さな塔があり、のぼってみると、周囲が風景がよく見えた。


石狩浜海浜植物保護センター

  • 続いて、弁天歴史公園へ。前回風雨が強く、登るのを断念した展望台があるのだが、この展望台、どうも以前から廃墟化していた模様。今回は、運上屋棟の展示なども観覧。石狩弁天社、石狩八幡神社などを回った後、石狩バス停に戻る。ちょっと迷ったが、今回は温泉はパスし(温泉につかると動きたくなくなりそうなので!)、ホテルに向かうことにする。


展望台の廃墟


弁天歴史公園内の運上屋棟


石狩弁天社

石狩八幡神社

  • 石狩バス停16:30発のバスに乗車。小一時間乗って、北18条東1丁目バス停で下車。670円。ここからホテルまで歩いて数分。途中、スーパーなどで飲み物などを購入。相変わらずスーパー運?は強い。今回の宿泊も前回と同じホテルサッポロメッツ。3回目。1Fがローソンで、2Fがフロント。夕食も前回と同じく例の弁当屋で、と思っていたのだが、楽しみにしていたその弁当屋が臨時休業で、がっくし。残念。



バス停の近くに消火栓。