maki、Reizen、Nobuki Nishiyama（落合SOUP）

01.maki　※50分
02.Reizen　※30分
03.Nobuki Nishiyama　※50分
※「0奏」として

前回の0奏にも出演していたmakiが今回も出演。構成、構造ともよく練られたエクスペリメンタルDJセットを披露。タイトで、ヘヴィーな完璧なセットを展開。終了すると、観客からほっ〜とため息が漏れる。
続いて、Reizenのセット。エレキギターを音源に、（といっても、3回ほど弦をつま弾いただけだが、）ディレイとリバーヴを操作することによって鈍い鐘の打音のような音が、ゆっくり点滅するように残響とともに繰り返され、それが徐々に変容したり、打音が交差したりする。音のパーツは地味だが、音響は奥深く、その構造や時間軸の構成は注意深く考え抜かれたものだ。
最後のセットはSOUPの音響を取り仕切る西山伸基のエレクトロニクスによるライブセット。以前、UnitあたりでDJセットを聴いたことがあるものの、Liveセットは初めて。冒頭の低音の組み合わせなど、その場のありとあらゆるものを震動させる強力な音響がすばらしい（たとえば、冒頭、オレの喉、声帯のあたりが、ぶるぶると震動していた）。ただ、終わってみると、低音をどんな音/音響と重ねるか、あるいは時間の流れの中でどう構成するか、というあたりまだまだ伸びしろがあるような気もする。
隣にいた女の子は「やべー、やべー」を連発していたが…