かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

札幌




  • いつもの最寄り発の始発バスで成田空港T3へ移動。春秋航空のカウンターで、5:30の開始とともに、チェックインを済ませ、保安検査場を通過して、171ゲートへ移動。奧の方で一寝入りの後、定刻にバス移動が始まる。今回、登場は、いつもの(そして、最後の)IJ201便。9月に入ってからの4回はいずれもこの便に乗ったのだが、10月末以降のシーズンは201は飛ばない模様。春秋、成田・新千歳と成田・佐賀で減便らしく、ちょっと残念ではある。飛行機は定時出発の、定時というか、少し早く到着。座席が前方だったこともあるが、8:50頃には到着ロビーに出ていた。朝食に吉野家釜揚げしらすおろし定食(390円)を食らう。いまいち。JR新千歳空港駅に移動し、9:15発の快速エアポートに乗車。以下、新千歳空港→新札幌/新さっぽろ→大通と移動。地下鉄は一日乗車券を購入。830円。新札幌駅の改札で、小学生低学年の子たちが先生に連れられて校外学習に来ていて、きっぷの買い方を練習していた。大通からは歩いて移動。赤れんが庁舎を抜けて、北海道大学植物園まで歩く。
  • 北海道大学植物園 一般420円。正門のところに、無料の100円式コインロッカーがあったので、ありがたく利用。北方民族資料室→北ローン→樹木園→自然林→博物館・重要文化財群→南ローン→温室と見て回る。北方民族資料室は、北海道開拓期から昭和初期に収集されたアイヌウィルタなどの先住民族の生活文化資料を、管理棟の2Fで展示。規模は大きくはないが、大学らしく、資料の取り扱いなどの注記が興味深い。博物館に展示の標本がおもしろい。クマはもちろん、オオカミ、海獣、そして、タロも。また、樹木の説明が、とてもわかりやすくよかった。



北ローン。ローンというのは、芝生のことだが、北海道の芝生はケンタキーブルーグラス(ナガハグサ)を主とした常緑の洋芝で造られており、春の雪解けとともに緑の芝生が顔を出すとのこと。本州のコウライシバなどの芝生とはちょっと違った雰囲気になるそうだ。

博物館の標本のうち。海獣の剥製。

温室の中で咲いていたネッタイスイレン

  • 今日宿泊のホテルさっぽろ芸文館が近くなので、ちょっと立ち寄り、不要な荷物をフロントに預ける。このとき、宿泊の受付も済ます。予約は楽天トラベルで、現金特価だったのだが、フロントではカードを使うことができた。
  • SIAF:札幌市資料館 その後、どうなっているかが、気になり、札幌市資料館に立ち寄り、テラコヤーツセンター「土砂」に立ち寄る。土砂前のソファで重要人物たちが打ち合わせ中だったが、例の、お習字で、(校外学習中の)女子高生たちが盛り上がっているものだから、某ギタリストがのぞきにいくなど笑 室内は、お習字であふれかえっていた。また、OPEN GATEの、作品?もいくつか展示?してあった。


書跡をはじめ、いろいろなものが、部屋から滲出。

緑男の抜け殻は、「新しい玉虫厨子」になっていた。


こちらは室内。

アダム・キティガンの船


窓外にもはみ出ている。おかまが3つも。

  • たいへん明るい気分になったところで、西11丁目駅から、大通→北12条と地下鉄で移動。北海道大学のキャンパスへ。13条の北大イチョウ並木の下を通り、北大総合博物館へ。


  • SIAF:吉増剛造「火ノ刺繍 「石狩シーツ」の先へ」(北海道大学総合博物館)。三訪。石狩川河口での長編詩「石狩シーツ」朗読を撮した映像作品《石狩の時間の皺皺皺皺・・・・・・》[2017](撮影・編集:鈴木余位、録音・音響設計:牟田口景、甲斐宣明、撮影助手:竹本英樹、村上仁美)、およびに、《Ciné=石狩の彼方へ》[2017]をじっくりと観るなど。この新作の剛造Cinéは、とても重要だ。《Ciné=石狩の彼方へ》の吉増の独言を聴きながら、もう少しで(次の)詩が生まれる、起ち上がる、という強い印象があるからだ(後から観たら、ここで屹立したのだ、ということになるのかもしれない)。2時間ほど。ひとわたり観た後、退出。これで、「火ノ刺繍」展を観るのも最後かと思うと名残惜しい。


  • 北大キャンパスを正門から抜け、札幌駅まで歩く。札幌エスタの11FのJRタワーラニスホールへ移動。
  • とにかく一日乗車券を買ったので、使い倒そうと、さっぽろ→大通と地下鉄で移動。大通駅から歩いて、CAI02へ向かうが、地下道の出口を探して、あっちへ行ったり、こっちへ行ったりになってしまい、結局、地上に出るなど。本郷新《泉》の近くに出たので、再び観覧。前回は芝生の養生のため、近づけなかったが、今回はばっちり。その後、歩いて、昭和ビル地下のCAI02へ移動。




  • SIAF:「THE 100 JAPANESE CONTENPORARY ARTIST season 5」(CAI02) 昭和ビルという雑居ビルの地下2F。DOMMUNEの特設会場で、北専プラザ佐野ビルB1Fの旧キャバクラとともに、作品も展示。こちらでは、クワクボリョウタらによる《札幌ループライン》と、さわひらき作品が展示されていた。これで、スタンプのある会場はぜんぶ回ったことになる。


  • 大通駅まで戻り、大通→バスセンターと、地下鉄で移動。歩いた方が早いんじゃないか、とは思ったのだが…バスセンターからHUGまでは徒歩。
  • SIAF:さわひらき《うろ・うろ・うろ》[2017](北海道教育大学アーツ&スポーツ文化複合施設 HUG) 再訪。2016/2017年の冬、モエレ沼夕張市のシューパロ湖で行った光の実験「フィールドアクション」の記録をベースとした映像インスタレーション。スクリーンは2面で、この他に、オブジェが2点展示されている。素材が記録映像とのことなので、どうかなと思ったが、予想に反し、さわひらきのこれまでの作品につらなる映像インスタレーションになっていた。すばらしい。なお、音楽はASUNAらが担当している模様(クレジット、ちらりと見ただけなので怪しい)。そういえば、さわひらき、故郷の金沢にスタジオを作り、ASUNAらと共用していると言っていたなと。
  • HUGからすすきの方面へ移動。いちいち地下鉄に乗るのもさすがにめんどうになり、いささか疲れてきていたのだが、歩いて移動。途中、創世川通で、安田侃の彫刻を2点、発見。狸小路を抜け、大通すわろうテラスに立ち寄る。ここで、パスポートのスタンプラリーの景品に、ファイルケースをもらう。その後、狸小路に戻り、さすがにお腹が空いたので、以前から気になっていた、ぎょうざとカレーの、みよしのに入ってみる。カツカレー490円。カツに肉、すごく固い笑 次回があったら、みよしのセットを食べてみたい。全然グルメじゃないけど笑 (ちなみにセイコーマートかつ丼はまだ食べていない。)




2点ともに、《天秘》というタイトルで、2010年の設置。

  • SIAF:梅田哲也《わからないものたち / Things That Don't Know》[2017](金市舘ビル・7F) 再訪。金市舘ビルには、昔、昭和な感じのデパートがあったとのこと。しかも、7Fは、食堂だったらしい。ある程度の年齢の札幌の人たちは、この場所について、それなりの記憶を持っているようだ。それは、さておき、今回が3回目。2回目はパフォーマンス公演「わかりやすいこと」だったので、展示は2回目。細かいところに、さらにいろいろと手が加わっていて、これがまたおもしろいのであった。現在では、まだ名付けられ、理解されていない得体の知れない、それでいて、目を離せない何かが、薄暗い空間のそこここに立ち現れている、という、ある意味「驚異の部屋」の出現には、終始わくわくのし通しであった。と言っておこう!
  • さて、ノイズ電車の乗り場へ移動。場所を確認しても、集合までまだ時間がある。雨が降り出して、これがけっこうな勢いなので、うろうろしている気分でもない。なので、近くの商業ビルにベンチを見つけて、しばらく休憩。集合時間になると、雨が止み、まあ、よかったなと。
  • SIAF:ノイズ電車
  • 下車後、歩いてOYOYOに移動。また、雨が降り出した。今回のライブも、一昨日ぐらいにアナウンスがあるという感じがいい。《りんご》再訪の予定だったが、こちらのライブに行くことにした次第。
  • SIAF:OYOYO
  • これにて、8、9月と9回に渡って観覧したSIAF関連は、オレ的には試合終了。明日は大きなイベントもあるようだが、オレは予定どおり別のところに行くつもり。SIAFを通して、また北海道内でいろいろと行きたいところができた。
  • OYOYOからホテルまで歩く。今回宿泊したのは、ホテルさっぽろ芸文館。5Fの部屋で、ツインのシングルユース。ゆったりとした部屋でなかなかよし。Wi-Fiなども問題なくつながる。と言っても、風呂入って、すぐに寝ちゃったのだが…