かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

彫刻放浪・浦安編

  • 浦安市文化会館の正面入口前に設置してある舟越保武《シオン》を観に行ってきた。《シオン》は、以前、横須賀市自然・人文博物館の前に設置してあるのを観ている。この他に、作者の出身地である岩手県の御所湖畔にも建っており、こちらもいつか観てみたい。それはともかく、浦安市には、計画的に設置されたようではないが、この他にも、いくつか彫刻作品が、主に公共施設の内外に設置されている。併せて、これらのうち、いくつか観てきた。
  • まずは新浦安駅を起点に、浦安音楽ホール→若潮公園→浦安市文化ホール→浦安市郷土博物館浦安市中央図書館→浦安市中央武道館と歩いて回った。郷土博物館は、展示も観覧。常設展示だけだが、漁師町の時代の浦安の生活文化全般が紹介されていた。船の展示や、かつての浦安の町並みを再現した野外展示など、なかなかおもしろかった。無料。


美浜西エステート南側の、《& URAYASU-CITY》(2013)。銘板には「「&」は、友達とのつながり、家族のつながり、まちと人とのつながりを願うシンボルです。」(ルビを省略)とある。今回観てきた野外彫刻のうち、行き当たりばったりで発見したのはこれだけ。しかも、最近設置されたものもこれだけ。




若潮公園の、佐藤忠良《平和の像》(1991)。浦安市は、昭和60年(1985)3月に、「非核平和都市宣言」を行い、平和のシンボルとして、平成3年(1991)、この《平和の像》を建立した。下の写真、像の右手に「非核平和都市宣言」が設置されている。
>浦安市/非核平和都市宣言





浦安市文化会館前の、舟越保武《シオン》(1983設置)。


浦安市郷土博物館。右側の金色の野外彫刻は、富永直樹《慈愛》(1994/2000設置)。浦安市内には、この他にも、富永直樹の彫刻がいくつかあるようだ。

そのうちの一つ、郷土博物館のエントランスにある、富永直樹《懐かしい古き浦安》(2000設置)。海苔の養殖、べか舟、行商のおばちゃんなどが、かつての浦安の町並みを背景に彫られている。




浦安市中央武道館前の、柳原義達《道標・鳩》(1972・1974/1991設置)。

  • 次の目的地は浦安市運動公園。武道館から少し歩いて、健康センター前バス停から、浦安市コミュニティバス、おさんぽバスの舞浜線に乗車。運動公園までは、一度新浦安の駅まで戻って、バスに乗るしかないかと思っていたら、途中で、このコミュニティバスのバス停を見つけ、路線を確認したら、運動公園へ行くようなので、これを利用することにした。小型バスでの運行で、20分に1本走っている。料金は1乗車100円。堀江あたりをぐるっと回って行くので、ちょっと遠回りであるが、駅まで戻らずに済み、ありがたい。30分弱で、浦安市運動公園に到着。ここで、岡本太郎の《躍動の門》と《五大陸》を観覧。




岡本太郎《躍動の門》(1993年設置)




岡本太郎《五大陸》(1995設置) 当初は、池の中に設置されていたようだが、現在では砂場に変わっていた。周囲では、小学生の女の子たちが元気よく駆け回っていた。今回は見逃したが、浦安市運動公園の総合体育館に、岡本太郎による東京オリンピック参加メダルの複製レリーフもあるようだ。

  • 天気はよかったものの、海近くだったためか、風もあり、ものすごく寒い1日だったが、主要な浦安の野外彫刻は観て回ることができて、まあ、よかった。この後、舞浜駅まで歩き、京葉線に乗る。最寄り近くのシネコンで、スターウォーズの新作を見たのであった。映画はオレ的にはいまいち。次で完結だが、大丈夫か? ところで、カイロ・レン役のアダム・ドライバーって、「パターソン」の主人公演じた人だったのね、と今さならながら、気づくなど。「パターソン」は再見したいのだが、観ているうちに、オレの脳内で、主人公がノートに詩を書き付けるのではなく、ライトセーバーを振り回さないかと、ちょっと心配(なわけないか笑)。