かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

彫刻放浪、というか、

彫刻散歩だが、今日も散歩がてら、近場の彫刻を探ってきた。天気はよかったが、風が強くて、とても寒かった。


まずは、昨日の地に引き続き、人を。稲毛海岸駅前の、大須賀力による《人》。稲毛海浜ニュータウン造成記念として、1984年(昭和59年)3月に設置。上半身裸の男/父が、二又に分かれた木の枝を持っているけれど、これは何かのシンボリズム?


続いて、海浜幕張のQTV前に設置されている、堀豊之《おU》(1991)。昨日観てきた稲毛駅前の《地 創造》に続いての堀豊之だが、両像とも両手を宙空に突き上げた裸婦像。設置が1991年。
おそらくこの像が設置された90年代前半あたりが(誰でも通りかかる)公共空間への裸婦像設置の下限ではないかなと思うのだが、どうだろう。これから後は、美術史にすでに登録されているようなビッグネームが、なんらかの理由があって、例外的に設置されるだけじゃないかな。
それにしても、《おU》って、何?


こちらは、海浜幕張駅の南口の、久保田俶通《海の詩》(1991)。この像も、空に両手を突き上げている裸婦像。こう、みんながみんな両手を上げていると、誰かが「両手を上げる裸の女たち 日本彫刻史の一側面」という論文でも書いていそうだな。
他にも、いくつか見かけたが、まあ、今日はこれくらいにしておこう。