かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

彫刻放浪:亥鼻公園の野外彫刻再び

千葉市美術館に小沢剛展を観に行くので、途中、亥鼻公園を訪ね、千葉県文化会館周辺に設置されている佐藤忠良と柳原義達の彫刻を再見してきた。



千葉県文化会館前の、佐藤忠良《女・夏》(1986)。ポーズと髪型のせいか、見る角度でずいぶん違った印象に見える。全然メンテをしていないようで、痛々しいお姿が残念。


千葉県文化会館前の、柳原義達《道標》。噴水池の中に立っているのだが、工事中の縄が張ってあり、近づけない。もちろん、水も張っていない。



前回来た時も掲載した荻原守衛《女》(1910)。台座の大きさに驚かされたが、実は、こちらが主役。像の説明などもあるが、千葉大学教育学部の沿革が片側にびっしりと彫られている。亥鼻公園は、千葉大学教育学部の跡地で、1962年に亥鼻町から現在ある弥生町に移転しているそうだ(1874千葉大教育学部の前身の千葉師範学校が本町で創立。1897年に本町から亥鼻町に移転)。もともとこれは、移転の際に建てられた千葉大学教育学部跡記念碑とのこと。
 



こちらは、美術館からの帰りに寄った千葉市中央公園の、大須賀力《雄飛》(1964)。真っ黒ですが。台座の説明板によると、1965年4月に千葉市の人口が30万人を超えた記念として千葉県より寄贈されたものだとか。1990年10月、中央公園の改修にともない、現在地に移設し、題名を「雄飛」とする、と書いてあった。この像は、2016年5月、何者かによって台座から倒されるという御難に遭っている。