かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

彫刻放浪:町田編、とか


町田市芹が谷公園の、井上武吉《my sky hole 88-4》(1988)。

  • 町田市立国際版画美術館に展覧会を観に行くので、そのついでに、町田の彫刻を探ってきた。といっても、市内全域とかではなく、駅周辺の徒歩で回れる範囲、小田急、もしくはJRの町田駅周辺、国際版画美術館のある芹が谷公園、町田市中央図書館周辺、そして、町田市役所周辺といったところだ。
  • 昼過ぎに出発し、最寄り→西船橋→大手町→代々木上原→町田、とJR、東京メトロ小田急を乗り継ぎ、14:30頃に町田駅に到着。まずは小田急町田駅東口カリヨン広場の朝倉響子作品から。すぐ隣が喫煙所になっていることもあり、像の周りを取り囲むように人がいて、観覧するどころではなかった。休日の早朝にでも狙うしかないか。続いて、JR町田駅方面に移動し、町田東急ツインズの北側(パークアベニュー側)にある北村西望作品を観覧。


小田急町田駅東口カリヨン広場の、朝倉響子《Woman》。

町田市東急ツインズ北側の、北村西望《花吹雪》(1965)。

  • 続いて、芹が谷公園へ。ここの野外彫刻は美術館に来る度に観ているが、改めて、写真を掲載。



井上武吉《my sky hole 88-4》(1988)


高橋清《開かれた宇宙》(1990)


虹と水の広場の、飯田善国《彫刻噴水 シーソー》(1989)。夏場に行くと、シーソーの両端から水が流れ落ちているのを見ることができる。

  • 町田市立国際版画美術館にて、企画展「浜田知明 100年のまなざし」と、ミニ企画展「スティップル・エングレーヴィングとメゾチント」を観覧。




エントランスロビーに、木下繁《裸婦》があった。

  • 町田市民文学館・ことばらんどの前を通って、町田市立中央図書館まで歩く。ことばらんど前に彫刻が1基、中央図書館周辺には5基の彫刻があった。


町田市民文学館・ことばらんど前の二田原英二《飄孤粛々》(1983)。かつて遠藤周作の軽井沢別荘にあったものだとか。


図書館裏(北側)の、綿引道郎《詩人ー心魅かれるもの それは》(1990)。


図書館裏(北側)の、六﨑敏光《であい》(1990)。検索:六崎敏光。


図書館(南側)の、工藤健《肩車》。


図書館前の、オシップ・ザッキン《「アポリネール記念碑」のための習作》(1948)。


図書館エントランスの、舟越保武《笛吹き少年》(1967)。

  • さらに、町田市役所まで歩く。15分ほど。市役所の西側に、3基の野外彫刻や記念碑などが設置されていた。


三橋國民《FIVE STONES》(2013)。町田市文化協会、町田市民有志、彫刻家本人による寄贈。


伊藤五百亀《旦(あした)》(1970)。伊藤五百亀(1918ー1992)は、愛媛県新居郡大保木村(現・西条市)出身、文展-日展系の彫刻家。西条市に伊藤五百亀の作品、資料を展示する五百亀記念館がある。もちろん西条市内にも五百亀作品が多く設置されているようだ。なお、本作もそうだが、股間若衆作品が目立つなと。



佐藤忠良若い女・シャツ》(1982)。


市役所から駅に向かう途中、町田デザイン専門学校の入口で見つけた。井上久照《春を待つ》(1992)。井上久照(1944-2009)は、日展系の彫刻家。神奈川県秦野市出身で、長く町田にアトリエを構えた。出身地の秦野市をはじめ、神奈川県内に多く設置されているようだ。

  • まだいくつかあるようだが、小田急町田駅に戻ったところで、今回の彫刻放浪は終わり。念のため、再びカリヨン広場を行ってみたが、もっと人が多くなっている。あきらめて、次の目的地に向かうことにした。町田→代々木上原→新御茶ノ水と、小田急東京メトロを乗り継ぐ。新御茶ノ水で降りて、ふらふらしつつ、神保町試聴室へ。途中、適当な夕食を適当に食らう。3月いっぱいで閉店の、いもやの前を通ったら、天丼の方も、とんかつの方も、行列ができていた。いつもまあまあ混んでいるが、行列は初めて見た。