かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

長坂→甲府


丘の上の《カモシカと少年》


長坂の野の花

  • 北杜市長坂にある清春芸術村と甲府市芸術の森公園に行ってきた。それぞれにある野外彫刻がお目当てであるが、天気もよく(ということは花粉も激烈で…)、楽しく回ってくることができた。
  • 最寄り駅始発の電車で出発。最寄り→東京6:07特別快速→7:05高尾7:26→10:11長坂、とJRを乗り継いで、順調に到着。途中、高尾駅の乗り継ぎ待ちの際、朝食に立ち食いそばを食べる。温泉卵と揚げがのったそばで360円。日曜日なので、車中、登山客で混むのではとおそれたが、それほどでもなかった。(高尾駅で、7:06発甲府行きにも乗り継げるのだが、そちらはまあまあ混んでいた。)長坂駅からは徒歩。上ったり下りたりの道、2.2kmを30分弱で歩いて、清春芸術村に到着。



長坂駅の跨線橋から南アルプスの山並が見えた。



  • 清春芸術村は、いつか訪ねたいと思っていたところではあるが、今回来た直接の動機は、先日隅田川にかかる中央大橋で観たオシップ・ザッキンの彫刻《メッセンジャー》の正面姿を観たいと思ったから。中央大橋では、橋を背に、川上を向いて立っていたので、正面からは見ることができない。この清春芸術村にも《メッセンジャー》が野外に設置されているとのことなので、それでは、ここでみようじゃないかと思い、急遽訪ねることにした次第。






オシップ・ザッキン《メッセンジャー》(1937)

  • ラ・リューシェ(蜂の巣)。




ラ・リューシェ(蜂の巣)。1981年4月開館。園内のどこからも見える清春芸術村の代表的な建物。ギュスターフ・エッフェルの設計図をもとに復元。オリジナルは、1900年パリ万博の際にワインのパビリオンとして建設。その後、モンパルナスに移築・改装、アトリエとして利用され、若き日のシャガール、スーチン、モジリアニらが住んだ場所として、パリ市内に現在は記念建築物として保存されている。清春のラ・リューシェもオリジナル同様にアトリエとして利用される他、ミュージアムショップや資料室などが入っている。

  • 清春芸術村の野外彫刻。


岡本太郎《無題》。コンクリート彫刻。


セザール《親指》(1981設置)。


高田博厚《遠望》(1981)


セザールによるエッフェル像と、エッフェル塔の螺旋階段。逆光で真っ黒にしか撮れなかったので、後方から撮ったものを掲載。エッフェル塔の4階上部の螺旋階段が老朽化のために交換されることになり、その一部が清春芸術村に移設された(1986年)。




谷口吉生設計。1981年4月開館。

美術館所蔵の「白樺」ゆかりの画家と、高橋コレクションの顔を描いた作品をミックスした展覧会、「高橋コレクション 顔と抽象 清春白樺美術館コレクションとともに」が開催中だった。「抽象」は別に光の美術館に展示。

  • ルオー礼拝堂



1986年4月開堂。設計は谷口吉生。内部には、ルオー作品が展示してある。


1989年4月移築。設計は吉田五十八。内部には入れないがぐるっと1周すると、アトリエ内部をのぞくことができる。

  • ラ・パレット


1989年オープン。設計は谷口吉生。芸術村のレストランで、国内外の有名画家のパレットが常設展示してあるとのこと。今回はパスした。

  • 光の美術館




2011年4月開館。安藤忠雄設計。自然光のみで、展示作品を観ることができる。通常はアントニ・クラーベの作品が展示されているようだが、今回は企画展の一部として、高橋コレクションから抽象絵画が展示してあった。

  • 茶室 徹






2016年4月完成。藤森照信設計。

  • 続いて、近くにある北杜市郷土資料館に立ち寄る。入館料200円。2階のバルコニーからの眺めが素晴らしい。


北杜市郷土資料館

2Fバルコニーから、清春芸術村を望む。

同、南アルプスを望む。

長坂の消火栓。

  • 再び、30分の道のりを歩いて戻る。退屈な道のりで、ちょっと飽きた。長坂14:14→14:40竜王甲府の一つ手前の竜王駅で下車し、ここから芸術の森公園まで川沿いの道を歩く。2.5km、30分弱の道のり。ところどころに桜並木があり、散り始めていたが、それでもきれいだった。


JR竜王駅前に山県大弐銅像が建っていた。山県大弐(1725-1767)は、竜王駅にほど近い、現・山梨県甲斐市篠原の出身とのこと。2013年の設置。

  • 芸術の森公園 途中、コンビニで仕入れたコーヒーとドでちょっと一休みした後、園内の野外彫刻を観て回る。前回(2017年5月21日)、来た時は公園内にある美術館と文学館の展示を観て、野外彫刻はあまりよく観なかったのだが、今回は美術館と文学館はパスして、主に野外彫刻を観て回る。芸術の森公園も、ピカチュウの類が出るらしく、たいへん多くの人間彫刻が出現していた。一様にスマホを手に首を垂れて立ちすくんでいる。これまでに出遭った中でいちばん数が多かったかもしれない。







山梨県芸術の森公園の野外彫刻 ※特に記していないものはブロンズ

>参考:山梨県立芸術の森公園・パンフレット(裏)pdf

  • 山梨交通バスで、山梨県立美術館→丸の内3丁目と移動。甲府駅まで行かずに途中で降り、少し街中を歩く。バス代は280円。前回きたときに、繁華街の道筋に、小さい裸婦像を見つけたのだが、もう一度観ておきたく、探しまわるが、見つけることができなかった。その代わりに、甲府市まちなかの彫刻展の受賞作品をいくつか見かける。なんでも、甲府市は1989年から1998年までの10年間、まちなかの彫刻展という公募展を開催し、大賞と甲府市民賞を受賞した作品を、市内に設置しているとのこと。


その中の一つ。山梨中央銀行本店横の、松本憲宜《KUMO(雲)》(1992.3設置)。第3回甲府市まちなかの彫刻展大賞(甲府市賞)受賞作品。

>甲府市 まちなかの彫刻展

  • いささか疲れてきたので、適当な夕食を適当に食らい、帰路につくことにした。甲府16:53→18:43高尾18:47特快→19:49東京→最寄りと乗り継いで、21:00過ぎに無事に帰宅。ちょっとだけ東京駅で途中下車して、東京国際フォーラム安田侃作品などをちらっと観てきた。


安田侃《童心帰》