かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

彫刻放浪:船橋編(1)

  • 千葉県船橋市のサイトを見ていたら、「船橋のできごと」という年表があり、1982年から1996年にかけて、船橋市が設置した野外彫刻第1号から第23号までの設置・除幕式に日時・場所などが掲載されていた。これをもとに、船橋にある野外彫刻の類をちょっと探ってみようということで、早速出かけてきた。今日のところは、主にJR船橋/京成船橋で徒歩で回れる範囲にあるものを中心に観て回った。

>船橋市の野外彫刻




船橋スクエア21前の、菊池一雄《ふれあい》(1982設置)。野外彫刻第1号。



船橋市役所前の、神野義衛《前進》(1987設置)。野外彫刻第5号。植え込みのため、銘板が見えない。近づくこともできない。後方はかろうじて接近できたので、像にあった「義衛」というサインが見ることができた。ここから作者は神野義衛であることがわかる。今日観て回った野外彫刻は女性像が多かった。本作が唯一の男性像。パンツはいているので、亜股間若衆… >参考:「広報かしわ」(No.341/昭和50.11.15) 3面の「お隣りさん」で神野義衛を紹介。



船橋市本町中央児童公園の、柴田良貴《海からの風》(1990設置)。野外彫刻第14号。この彫刻家の作品を観たのははじめてかも。柴田良貴(1952-)は、大阪生まれ、姫路育ちの彫刻家、大学教員(筑波大学教授)。日展、日彫展、白日展で主に作品を発表。具象表現による可能性を研究テーマにしているとのこと。 >参考:筑波大学 教員紹介のサイト http://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/chouso/%E6%95%99%E5%93%A1%E7%B4%B9%E4%BB%8B



船橋市JR船橋駅北口の、《歓び》(1987設置)。野外彫刻第8号。後ろは駐輪場、前は植え込みと、この作品も近寄れなかった。銘板は、タイトルのみ。作者など不詳。追記:その後、作者は大須賀力とわかった。


野外彫刻第○号シリーズではないが、同北口にあった子どもの石像。作者、タイトルなど、不詳。追記(2020.9.2):青木三四郎制作で、タイトルは《にらめっこ》というようだ。


そして、JR船橋駅といえば、この像。JR船橋駅コンコースの、《さざんかさっちゃん》(1980.7.5設置)。像の制作は、漫画家の牧野圭一(デザイン)と彫塑家の川村栄(彫塑)が担当。船橋東武が寄贈した。詳細は割愛するが、この像が、募金箱でもあるのは、皆さん、ご存じのとおり。真っ黒で、すまぬ…



船橋市天沼弁天池公園の、川村栄《希望》(1983設置)。野外彫刻第2号。銘板には、タイトル(と書家の落款)しかないが、像に川村栄のサイン(□に栄。《さざんかさっちゃん》にも同じサインあり)があったことから、作者がわかった。




船橋市JR東船橋駅北口の、久保田俶通《かがやき》(1990設置)。野外彫刻第13号。

と、まあ、こんな感じ。

>船橋市の野外彫刻