千葉市にだって銀座はあるのだった。それほど長い通りではないが、飲食店を中心とする商店とオフィスが混在する地区で、通りの左右に野外彫刻が5基設置されている。よくわからないが、1990年(平成2)に完成した「ふれあい近代化事業」というプロジェクトの一貫で設置されたらしい。なんでも大型ビルを中心にビル街にして、商業地区とビジネス地区を混在させるプロジェクトだったようだ。千葉PARCOがなくなるなど、かつての賑わいはいずこへという感もあるが、いずれにせよこうして野外彫刻が健在で、観ることができるのはうれしい。
工藤健《楽器と女》(1991設置) >参考:工藤健 作品設置歴