かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

枕崎(1) 鹿児島・枕崎[第2日]

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当初の予定では、もう少し近くから眺める予定だったが、予定変更でずっと遠くからの眺望となった。でも、まあ、うっすらとながら、山容が見えて、うれしいのであった。火之神公園から開聞岳を望む。

  • 鹿児島中央駅・10:05発の鹿児島交通バス、スーパー特急・枕崎行きに乗車する。なにせスーパー特急というぐらいだから、途中、停車するのは加世田のみで、枕崎まで行ってしまう。鹿児島中央駅から枕崎までは経由地の違うバス、あるいは各停バスなど、いくつか便があるようだが、これがいちばん速いし、時間もちょうどよかったので、このスーパー特急に乗った次第。(本当は、JR枕崎線に乗りたかったのだが、諸般の事情もあり、バスになった。ちょっと心残り。)バスは約1時間30分ほどかけて、定刻の11:30頃、枕崎に到着。1240円。青空の広がる天気となり、野外彫刻を観て回るには上々だ。
  • 枕崎市の野外彫刻 枕崎市の野外彫刻は、主に、枕崎市他が主催し、1989年から2013年まで10回開催された「風の芸術展」という全国コンクールの受賞作品が設置され、「青空美術館」と呼ばれている。「風の芸術展」は美術館である「文化資料センター南溟館」が1988年に開館したのを受け、翌1989年に枕崎市制40周年を記念して始まった。コンクールは、平面・立体の2部門に分かれ、そのうちの立体部門の受賞作が適宜市内に設置されたようだ。「風の芸術展」は第6回までは隔年で開催され、第7回からは3年ごとの開催となり、第10回で終了した(引き続き、「枕崎国際芸術賞」というコンクールが始まる。)野外彫刻は、南溟館周辺や国光公園(枕崎市市民会館前)の他、市役所通り、駅通り、中央通りといった市内の主要な通りに設置されている。設置場所に配置マップを記した案内板が設けられているが、他に、リーフレット「青空美術館」があり、野外彫刻の配置マップが写真入りで掲載されている(南溟館で入手した)。

>参考:枕崎市 枕崎市の歴史と文化青空美術館

  • 1988/S63 文化資料センター南溟館開館
  • 1989/H01 第1回「風の芸術展」ビエンナーレまくらざき ※主催:枕崎市枕崎市教育委員会、「風の芸術展」実行委員会
  • 1991/H03 第2回「風の芸術展」ビエンナーレまくらざき
  • 1993/H05 第3回「風の芸術展」ビエンナーレまくらざき
  • 1995/H07 第4回「風の芸術展」ビエンナーレまくらざき
  • 1997/H09 第5回「風の芸術展」ビエンナーレまくらざき
  • 1999/H11 第6回「風の芸術展」ビエンナーレまくらざき
  • 2002/H14 第7回「風の芸術展」トリエンナーレまくらざき ※この回より、3年に1度の開催になる。が、次回はイレギュラーで5年後に開催。
  • 2007/H19 第8回「風の芸術展」トリエンナーレまくらざき
  • 2010/H22 第9回「風の芸術展」トリエンナーレまくらざき
  • 2013/H25 第10回「風の芸術展」トリエンナーレまくらざき
  • 2016/H28 第1回「枕崎国際芸術賞」 ※平面・立体共通になる。 ※主催:枕崎市枕崎市教育委員会 ※開催規模を縮小し、立体も対象であるが、どちらかというと平面(絵画)寄りになるか。
  • 2019/H29 第2回「枕崎国際芸術賞」 ※枕崎市市制施行70周年記念事業
  • ということで、彫刻放浪:枕崎編。JR枕崎駅周辺→南溟館→中央通り(東本町〜花渡川)→駅通り→市役所通り+国光公園と、徒歩で回った後、駅前の観光案内所で自転車をレンタルし、町頭通りの1基、中央通り・花渡川の西側の3基を観覧し、火之神公園まで、自転車で行く。実際はあっちへ行ったり、こっちを回ったりして、まとまりに各ので、以下、設置場所ごとに整理して、掲載する。例によって、いくつか見落としちまったが…苦笑

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JR枕崎駅

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駅前のトイレ。上空を鰹が泳いでいる。

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松本薫《風のメリーゴーランド》(2002)※第7回「風の芸術展」・準大賞(以下、「風の芸術展」は回数のみ記載)

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JR枕崎駅前の、田原迫華《かつお節行商の像》(2013)。田原迫華(1979〜)は指宿市出身の彫刻家。タイトル板に「故・田代清英氏(元枕崎市長)の作品を参考に制作した作品です。」とあった。

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JR枕崎駅舎内の、田原迫華《山幸彦像》。火之神公園にも、同じ作者の、別の山幸彦像があるとのこと。最後に火之神公園にも行ったのだが、見逃してしまった。

  • 枕崎市文化資料センター南溟館 枕崎駅を抜けて、線路の反対側の丘の上にある南溟館を訪ねた。最初に野外彫刻のリーフレットを手に入れようと思ってのことだが、展示室で、南薩四市(枕崎市南九州市南さつま市指宿市)による合同企画展「黄金の郷南薩 日本列島最後の金山」という展覧会が開催中だったので、ざっとであるが、これを観覧した。無料。野外彫刻は南溟館の建物の周囲に設置されていた。

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森藤繁治《晶》(1986)


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宮薗広幸《どれどれ》(1999)※第6回・準大賞


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水田勢二《響きのはじまり》(1993)※第3回・大賞


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大島明《風はここより東二向かう》(1989)※第1回佳作賞


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小野寺武《月の詩(うた)》※第3回・準大賞


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土井宏二《南の風にのって》(1999)※第6回・大賞


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赤塚昌俊《天の魚》(1989)※第1回・大賞


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鈴木宏幸《風の母子像》(1991)※第2回・準大賞


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松永勉《風の帆》(1989)※第1回・準大賞


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櫻井壽人《光と風のボルダリングストーン》(1991)※第2回・大賞


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長谷川政弘《生命の記憶》(1997)※第5回・準大賞 これだけ、丘のふもとの入口付近に設置されていた。

  • 市役所通り/駅前(灯台)から市役所を経て市民会館下交差点まで(東→西)。帰宅後、確認したら、市役所通りで、2基も見落としている。あれれ!?

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清水隆義《JUNGLE GYM》(2007設置)※第4回


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高濱英俊《風洞》(2007設置)※第3回


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田中等《風の輪》(2007設置)※第3回


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寺田武弘《石のおもては光の、さけめは風の、くぼみは水の、住み処》(2007)※第8回 これまで野外で観た寺田武弘作品で最小!


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田中伸季《蕾と精霊達》(2009)※第9回


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鐵岩隆《生命形状−はじまりのかたち−》(2002)※第7回


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長谷川政宏《生命の記憶》(2008設置)※第5回


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通畠義信《ときどき人の心を通る》(1999)


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竹鶴壽男《萌芽・再生》(1999)


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藤元安春《THREE PIECES》(1999)


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竹鶴壽男《切り取った海 〜火の神より東シナ海を望んで〜》(2002)※第7回


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平田隆宏《Space》(1999)


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藤岡智紀《KURURI》(2002)※第7回


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竹道久《ひととき》(1989)※第1回


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村木薫《風樹》(1999)


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田中伸季《イ・キ・モ・ノ》(2002)※第7回


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信ヶ原良和《煌−若木と花弁》


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宮薗広幸《ふふふ》(2002設置)※第5回


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伊藤正人《風刻》(2013)

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島剛《たまきはる−ひとつの空》(2002)※第7回


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松本憲宜《Twist Hexagon》(2002)※第7回


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福元修一《根菜類》2002※第7回


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山﨑哲郎《二つの螺旋〈風門〉》(2002)※第7回


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朝野浩行《時空孔》(2007設置)※第4回

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鬼塚良昭《芽吹き》※木彫


  • 国光公園

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石原秀雄《暗室の王》(1997)※第5回・大賞


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天野恵子《ZONE-X》(1995)※第4回・準大賞


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石原則和《旅人の感じた風》(1995)※第4回・大賞


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枕崎ボーリングセンターのオブジェ!?