かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

井川町(1) 彫刻放浪:井川町→秋田市[第1日]

  • 秋田へ行ってきた。今回は、秋田県井川町にある日本国花苑の野外彫刻と、秋田の日赤病院(正確には隣接する看護大学)にある舟越保武作品を観覧するのが大きなお目当てである。もちろん、町中を徘徊し、他にも野外彫刻の類をたっぷり探ってきた。
  • 今回の旅行は、JAL楽パックを利用した。羽田・秋田の往復の航空券と秋田でのホテル1泊で、21400円だった。いろいろツアーを見てみたが、これがいちばん安価だった。事前の天気予報では両日ともあまりぱっとした天気ではないものの、荒天というほどのことでもなさそうなので、まあ、予定通りに野外彫刻を回ることにした。1日目の夕方と2日目の朝、少し雨が降ったものの、降ったり止んだりで、特に予定に支障をきたすほどのこともなかった。という次第で、だいたいの予定をこなし、まあまあ楽しい旅行となった。
  • それでは、最初からメモしていこう。最寄り4:58発のリムジンバスで羽田空港に向かう。予定より早く、6:00前にT1に到着。保安検査場Eを通過して、出発ゲートの12に向かう。途中、早速彫刻を見つける笑 12ゲート付近で一寝入り。今日搭乗するのは、JAL161便、羽田7:00→8:05秋田の予定。ほぼ予定どおりのフライトで、8:00頃、秋田空港に着陸。秋田空港からは8:25発のリムジンバスに乗り、秋田市内に向かう。930円。9:00過ぎに、秋田駅西口に到着。ここで電車に乗り換える。秋田駅9:28発の奥羽本線八郎潟行きに乗車。井川さくら駅には9:56、ダイヤどおりに到着。410円。

f:id:pigmonm:20190426010250j:plain:w240
羽田空港T1・出発ロビーの、松阪節三《まなざし》(1993)


f:id:pigmonm:20190426010239j:plain:w240
秋田空港・手荷物受取場の、小柳力《蕗のヴィーナスII》(1995.9.22設置)。以前は、空港ビルの出入口近くに設置されていた。これだと、到着時にしか見ることができない。オレが写真を撮っていると、何人か、同じように写真を撮りだした。

  • JR井川さくら駅周辺 まず降りたホームのすぐ近く、駅舎とは線路を挟んで反対側にある広場の母子像が目に入った。早速これを観覧。また、駅舎前の広場にも牛尾啓三の野外彫刻があった。さて、駅前から1.5km強の道のりを歩いて、日本国花苑に向かう。これまた事前には知らなかったのだが、この道筋にも、野外彫刻が4基設置されていた。後に詳しく記すが、日本国花苑の野外彫刻は、井川町が2000年から10年間開催した桜の森彫刻コンクールの受賞作を設置したものだが、道筋に設置されている作品はコンクールとは別のイベントによるもののようだ。

f:id:pigmonm:20190426012633j:plain:w360
JR井川さくら駅・駅舎


f:id:pigmonm:20190426011755j:plain:w240f:id:pigmonm:20190426011744j:plain:w240
JR井川さくら駅・西側広場の、秋山沙走武+丸岡哲也《愛》(1997.3/1997.6建立)。「次代を担う子供たちの健やかな成長と、ふるさと井川町の限りない発展を母子像「愛」に託した。」と台座の説明板にあった。


f:id:pigmonm:20190426135626j:plain:w360f:id:pigmonm:20190426011733j:plain:w360
JR井川さくら駅・東口広場の、牛尾啓三《オウシ・ゾウケイ 大地のおくりもの−さくらのわ》(2004)。2004年7月〜8月に、井川町発足50周年に加え、2000年から始まった桜の森彫刻コンクールが第5回を迎えたのを記念し(コンクールも別に開催)、牛尾啓三、田中毅、荻野弘一の3人の彫刻家を招待し、「2004年石彫シンポジウム in IKAWA」が開催された。日本国花苑を会場に公開制作が行われ、ワークショップなども行われた。制作に際し、設置場所も事前に決まっていたようだ。>参考:井川町 石彫シンポジウム in IKAWA >参考:井川町 完成写真と定点観測

  • 駅前の井川駅交差点から国道285号線に行き当たる飛塚交差点まで、日本国花苑に行く道筋にも、野外彫刻が4基設置されていた。

f:id:pigmonm:20190426011722j:plain:w360f:id:pigmonm:20190426012015j:plain:w360
田中毅《けやきんぼうの仲間たち》(2004)。2004年石彫シンポジウム in IKAWA、井川町発足50周年、桜の森彫刻コンクール5回展記念。最初の写真の奥にケヤキの大木が見える。


f:id:pigmonm:20190426012004j:plain:w360f:id:pigmonm:20190426011954j:plain:w240
荻野弘一《湖人(コビト)》(2004)。2004年石彫シンポジウム in IKAWA、井川町発足50周年、桜の森彫刻コンクール5回展記念。


f:id:pigmonm:20190426011943j:plain:w360
内山士郎《弧流の窓》(2014)。秋田県で2014年に開催された第29回国民文化祭・あきた2014の際に、奥野誠と内山士郎の2人の石彫作家を招待し、日本国花苑を舞台に、7月28日から約1ヶ月間、公開制作を行われた。この内山士郎作品と次の奥山誠作品の2基の彫刻は、その際に制作された作品。>参考:第29回国民文化祭・あきた2014公式記録(P156)[pdf]


f:id:pigmonm:20190426012224j:plain:w360f:id:pigmonm:20190426012213j:plain:w360
奥野誠《雲のソファー》(2014)。第29回国民文化祭・あきた2014、彫刻フェスティヴァル in いかわ。

つづく