かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

江別市旧町村農場と四季のみち、他 彫刻放浪:札幌→江別[第2日](8)

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  • 湯川公園を抜けると、4番通りというやや大きな通りに出た。当初は野幌駅まで同じ道を戻るつもりだったのだが、同じ道を戻るというのが大の苦手で笑、予定を変えて、この通りを石狩川方向(北東方向)に歩いてみることにした。次の目的地は「四季のみち」なのだが、大丈夫、なんとかたどり着けるだろう。と、てくてくと歩き出す。確かに、この道で、四季のみちの冬のゾーンの端(遊歩道の終点)に出ることができたのだが、30分以上かかった。家に帰って、調べてみると、約2.6kmの距離があった。
  • 江別市旧町村農場 4番通り沿いに江別市町村農場があった。これは全然知らなかった。乳牛の改良など牛づくりの先駆者として多大な功績を残した町村敬貴(ひろたか・1882-1969。町村金吾の実兄)の農場を「旧町村農場」として復元・整備し、1996年に一般公開を開始したとのこと。一帯は美しい公園になっている。少し歩き疲れていたのもあり、ここのベンチで一休みした。農場には、町村敬貴の銅像と、ホルスタイン銅像が2基立っていた。今回は、ベンチで一休みして、写真をちょっと撮っただけだったが、もう少しちゃんと見学してくればよかった。

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牧場の一角もタンポポの花。


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《町村敬貴像》(1973.10設置)。制作は峯孝。町村敬貴記念事業之会による顕彰像。当初は月寒道立共進会場に設置されていたが、1996年、現在地に移設された。


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カーネーション ローヤル ヒット パレード》(1975年8月除幕)。制作は峯孝。1959年アメリカのカーネーション牧場から輸入された乳牛で、死去するまでの10年間に日本の乳牛改良に多くの功績を残した。


  • 四季のみち・冬のゾーン 旧町村農場からもう少し歩いたところに、やっと四季のみちの出発点(終点?)を見つけた。四季のみちは、春夏秋冬の4つのゾーンからなる遊歩道で、北電江別火力発電所専用線路跡地を活用したもの。1992年開設された。以前、四季のみちの野外彫刻を観ようと、春と夏の一部を訪ねたが、その後、他にもいくつか彫刻の類があることを知り、今回は4ゾーンを全部歩いてみようと思った次第。冬のゾーンから春のゾーンに向けて、ぼちぼちと歩いて見る。

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終点近くにあるレンガ造りの時計塔(門)、「夢のかけ橋」(1991.11設置)。(社)江別青年会議所が創立20周年記念事業として寄贈。

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山谷圭司《冬のゆりかご》(1992)

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冬のゾーンの道筋

  • 四季のみち・秋のゾーン 秋のゾーンには、ディーゼル機関車をはじめ、江別火力発電所で使われた大型の機械類が解説板とともに設置/展示されており、ちょっとした野外博物館の趣きがあった。あと、道沿いに江別蔦屋書店とかも…

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ディーゼル機関車。江別駅から発電所まで、約2kmの引き込み線を、石炭貨車を引っ張った。他にも、巨大な機械類が展示してあった。


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松隈康夫《環》(1992)。夏のゾーン寄りの入口に設置。遠目に石彫かと思ったら、金属で作られた作品だった。

  • 四季のみち・夏のゾーン このゾーンがいちばん長く、夏らしく水に縁のある遊歩道となっていた。

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夏のゾーンの道筋。秋のゾーン寄りの部分は木道で、その左右が湿地になっていた。ホタルを育てているらしい。小学生のグループが先生に引率されて実習に来ていた。


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江別市立病院に隣接するあたりの道筋。水遊びができるようになっていた。


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黒川晃彦《ワンモア・タイム》(1993)。前回はこれを観に来たのだが、3月のまだまだ雪の多い時期で、雪に埋もれていた。今回はばっちり。


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江別市立病院前の、原田ミドー《生命樹 〈7世代先の人々へ〉》(2002)


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夏のゾーンの道筋。これは春のゾーン側。

  • 四季のみち・春のゾーン

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國松明日香《春風の道》(1993)。夏のゾーン寄りの国道12号線に面した春のゾーンの入口付近に設置。


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春のゾーンの道筋。


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春のゾーンの道筋。JRの線路沿いの入口付近。「音もなく 五月若葉の揺れるやう 心の中をうごく明るさ」と彫られた伊東音次郎(1894-1953)の歌碑が立っていた。


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春のゾーン入口近くにあるぽっぽ公園。ここもタンポポの花に埋め尽くされていた。

  • 江別駅周辺の野外彫刻 江別駅まで歩き、駅周辺の野外彫刻を再訪する。

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江別市水道庁舎前の、佐藤忠良《少女》(1981)。再訪だが、前回は雪で埋もれていた。こうなっていたのかっ笑


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江別駅前公園の、《ふれあいの滝》(1982.9設置)。これまた江別らしくレンガ造りの滝、というか噴水。江別市水道庁舎落成記念に、江別市中心街協議会が寄贈。


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江別市中央公民館前の、國松明日香《風と翼》(1989)。


つづく

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