かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

行けなかった日記:奈良/井上武吉ツアー(第2日)

  • 行けなかったの2日目は、まず、がんばって早起きして、主に奈良市の彫刻のあるまちづくり事業で設置された、野外彫刻を観て回る予定を立てた。奈良市の彫刻のあるまちづくり事業で設置された野外彫刻は全部で10基あり、そのうちの8基は三条通りやならまちの周辺の路上に設置されており、町歩きをしながら、いい感じで観て回ることができる。

>参考:奈良市(公式)彫刻のあるまちづくり事業

  • 中部公民館前/三条通り 栄利秋《華》H3.3
  • やすらぎの道・ホテル美松前 杉村尚《華と一輪車と少年》H4.5 一輪車少年3人
  • 馬場町交差点の少し東 齋部哲夫《流星と四角い風》H8.3 抽象
  • ならまち大通・工芸館の一つ手前の交差点の少し東 竹股桂《軌跡の器》H10.3 抽象
  • なら工芸館前 大谷由造《平和の調べ》H9.3
  • ならまち大通/奈良町情報館の対面 髪箸勝《21世紀への飛躍》H9.3
  • ならまち大通 杉村仁《むこう側の見えるいし》H10.3 輪
  • ならまち大通の角/カナカナ近く 村松達也《今昔のひだまり》H7.2
  • この後、奈良公園内の春日野園地まで足を伸ばし、奈良春日野国際フォーラム甍(旧・新公会堂)のエントランスにある井上武吉《my sky hole 87-1 陽の光をうけて−大和》を観覧するつもりだった。なお、奈良市内には、奈良県立美術館内にも井上武吉作品が設置されている
  • 次は、バスで近鉄奈良駅まで出て(パス利用)、その後、近鉄奈良→大和八木→室生口大野と移動、室生口大野からバスで室生寺まで行き、あとは歩いて、室生山上公園芸術の森を再訪する(初めて行ったときのエントリーはここ)。室生山上公園芸術の森は、ダニ・カラヴァン制作の作品/空間だが、当初は井上武吉が制作する予定だった(急逝したため、ダニ・カラヴァンが制作)。
  • 室生口大野駅まで戻り、一つ先の三本松駅まで近鉄で移動(この区間はフリーきっぷの範囲外)。三本松駅から歩いてすぐの、道の駅 宇陀路室生内にある井上武吉《my sky hole 地上への瞑想、室生》(1997)がお目当て。この作品は、室生山上公園と対になるプロジェクトだった。
  • さらに、三本松駅から名張駅まで行き、名張市役所ロビーにある(はず?)の井上武吉《my sky hole 87-2》に立ち寄る、という案もあったが、時間が足りなくなりそうだったので、これは見送るつもりだった。電車の本数が少なめだし、名張駅から市役所までけっこう距離があるということもあった。なお、予習したところ、名張駅前には江戸川乱歩像などの駅前彫刻があり、名張市役所前にも河合隆三作品などがあるようだった。
  • さて、予定では、次が今回の最後の目的地。三本松駅から、大和八木経由で、笠縫駅まで移動。笠縫駅から15〜20分ほど歩いて、奈良県営福祉パークへ向かう。ここに、井上武吉の2作品、《my sky hole 97-7 光の回廊》、《my sky hole 球体、奈良》(ともに1997)が設置されている。これを観覧して、今回のツアーは終了。この後、時間に余裕があったら、久しぶりに薬師寺を訪ねて、中村晋也作品を観ようかなどと思っていたのだが、おそらく時間的に無理だったかなと。
  • 帰りは、近鉄大阪難波に出て、南海で関空に行き、ピーチの夜便で関空→成田空港に飛ぶ、という予定だった。この旅行、中止にせざるを得なかったのは残念だが、この予定はいつか再戦したいと思っている。