彫刻放浪:館林(5)
- 館林駅東口
やっぱりタヌキがいた。
《ぽんちゃん》+「四つのテスト」。館林ロータリークラブによる。
木下繁《爽》。説明板に「このブロンズ像は、昭和60年度潤いのあるまちづくり優良地方公共団体自治大臣表彰の受賞を記念し、制作したものです。」とあった。
- 県道370号線:駅前通〜花のまちクイーンズ通
駅前通りの時計塔。ちょっとかっこいい。
市役所前交差点の小公園にあった。館林中央ライオンズクラブ結成35周年記念。2007年4月8日。駅前のロータリークラブに続いて、ライオンズクラブもタヌキ。
- 館林市三の丸芸術ホール 2021年3月まで改修工事を行っていて、中はもちろん、像の前にも立ち入れなかった。
藤野天光《玄潮(くろしお)》(1948/2006設置)
タイトル板、見当たらず。
青野正《星を見にゆく》(/耐候性鋼)。平成13年度国民文化祭彫刻展・群馬県教育委員会教育長賞。
藤野天光《光は大空より》(1965/1979設置)。昭和40年度芸術院賞受賞作。光は大空より建設実行委員会による。タイトル板は天光の師匠の北村西望筆。
藤野天光(1903-1974)。館林市出身。本名は隆秋、号は舜正、後に天光(1968年)。
1928(昭和3)、東京美術学校塑像部を卒業し、北村西望に師事。
1929 《ときのながれ》で帝展初入選。
1938 《銃後工場の護り》で新文展・特選、NYにて開催の万博に出品。 ※千葉県立美術館・野外彫刻
1955 天光が制作の筆頭助手を務めた北村西望《長崎平和記念像》が完成。
1962 《ああ青春》で日展・文部大臣賞。 ※館林市野外彫刻の他に千葉県立美術館・野外彫刻
1965 《光は大空より》で日本芸術院賞。 ※本作
1973 千葉県で開催された国民体育大会のモニュメント《輝く太陽》を制作。 ※千葉県総合スポーツセンターに現存
2003 遺族により346作品が館林市に寄贈(2006年に館林市により『藤野天光作品集』が刊行されている)。
日展の重職を務めた他、千葉県美術会、群馬県美術会の結成・運営にあたった。
また、千葉県市川市にアトリエがあり、千葉県立美術館の創立に力を尽くした。
という次第で、故郷の館林市と長く在住した千葉県内に多くの野外彫刻が設置されている。
「館林かるた」より。天光は塑像がメインだから、とんかちとのみはちょっと違うかな…と突っ込んでみる笑
- 館林市役所周辺
藤野天光《ああ青春》(1962/2005設置)。第5回(1962)日展文部大臣賞受賞。鋳造年:2005、鋳造所:(有)田添美術鋳造研究所、鋳造監修:阿部光住。
藤野天光《新泉》(1971/2006設置)。鋳造年:2001、鋳造所:(有)田添美術鋳造研究所、鋳造監修:阿部光住。