かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

Filament live Installation at ICC(ICC・4F)

01.演奏
02.トークSachiko M大友良英、畠中実(司会)

会場の中央に、4台のポータブルレコードプレイヤーと2台のギターアンプ(1台は音響さんがたまたま持って来ていたヴィンテージ、もう1台は大友が車に載せてあったものとのこと)。レコードプレイヤーは、溝が切ってあるだけの「無音」の10インチをのせたものが2台、発売されたばかりのLP「Filament at anechoic room」をのせたものが2台。以上、6台の装置を少し離れたところで、大友がコンセントの抜き差しで電源をオンオフする。
また、会場の壁際には、何ヶ所か、テーブルが置かれ、照明とマイクがセットされている。演奏/インスタレーションが始まると、Sachiko Mが、サインウェーブ(による演奏のファイル)を収録したMP3プレイヤーを数台、スタートさせる。プレーヤーはテーブルの上に置かれることもあるし、それ以外の場所にも置かれていたようだ。
音量は大きくない(かといって、可聴ぎりぎりというわけでもないが)。座っている場所で、音(の発生源)との距離感も感じられる。どこから鳴っているのか、わからないということはない。
また、演奏/インスタレーションによる音以外にも、空調の音や観客の生体音がもう一つの音のレイヤーとして、空間に存在している。
この空間の中、45分間、ぎりぎり演奏であるような、ぎりぎり演奏ではないような、音/音響/音楽が、持続/断続する。