2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧
7月に行った旅行・展覧会の感想も書ききっていないというのに,またぞろ美術館・博物館をめぐる旅行に行ってきました.7月同様,青春18きっぷ利用の貧乏旅行ですが,今回は名古屋,関西の他,ちょっと足を伸ばして,倉敷・丸亀・直島へも行ってきました.大…
7日目.この日は帰宅する以外に特に計画なし.とりあえずホテルをチェック・アウトしてバスで京都駅へ.ここで荷物をコイン・ロッカーに入れて,さあ,どうしたものかと思案の後,いくつかの候補の中から,石峰寺に五百羅漢を見に行くことに決定. JR奈良線…
開館100年記念「美のかけはし −名品が語る京博の歴史」[後期]&平常展 (京都国立博物館 2006.7/15〜8/27) 京都府立陶板名画の庭 6日目.ちょっと早めに起床.阿波座から淀屋橋まで地下鉄で移動し,淀屋橋から京阪で五条まで.この日宿泊の五条近くのホテ…
「文人たちの東アジア −詩書画がつなぐ中国・朝鮮・日本」 (奈良・学園前/大和文華館 2006.8/25〜10/1) 奈良国立博物館・平常展 5日目.この日は奈良方面に.当初の計画では,奈良に泊まって,翌日京都に出るというプランだったのですが,ホテル代と移動費…
澤田知子(1977〜)の初期作品を集めた展覧会. 澤田がセルフポートレイトを撮り始め,作家としての拠って立つ地点を見つけ出すところがほのかにうかがえて,おもしろかった. なお,KPOキリンプラザ大阪の方の展覧会にも初期作品が数点出ていました. 【メ…
神戸市立博物館 「”ホンモノ”たちが教科書をとびだした! −ザヴィエルや銅鐸たちにあいにいこう−」 (2006.7/22〜9/3) ○ 「クロニクル異国趣味展 −美術作品でたどる東西交流史年表−」 (2006.7/22〜9/3) ○ 「空から眺める −『鳥瞰図』の世界−」 (2006.7/2…
ベネッセ・ハウス (>アートサイト直島) ○ 地中美術館 (>アートサイト直島) ○ 家プロジェクト (>アートサイト直島) ○ 3日目は直島行です.今回の旅行の計画段階では,どうしましょう,とも思ったのですが,まあ,一度は行ってみようということで,よ…
「インパクト 東と西の近現代 −もう一つの大原美術館」 (倉敷/大原美術館 2006.7/11〜11/5) ○ 児島虎次郎記念館 (倉敷) ○ 「須田悦弘 展」 (丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 2006.7/16〜10/1) ○ 2日目は,少々早起きして,JR三ノ宮から倉敷に向かいました…
「家」をテーマとするグループ展.絵画,立体,映像,建築など,国内外の17人/組の作家・グループが参加.以下,ざっと通観. 塩田千春(1972〜) 出品の《窓の家:第三の皮膚》は,たくさんの白い窓枠で「家」をかたどった作品.これらの窓枠はベルリン在住…
歌川広重(1797〜1858[寛政9〜安政5])の最晩年の揃物「富士三十六景」を中心とする展示.「富士三十六景」は,江戸をはじめとする周辺各地の富士山が見える風景を描いた竪絵のシリーズで,目録とも安政6年(1959)蔦屋吉蔵を版元に刊行(本編の改印が安政…
「広重富士三十六景の世界」 (名古屋・伏見/三菱東京UFJ銀行貨幣資料館 2006.7/18〜8/31) ○ 「愉しき家」 (名古屋・栄/愛知県美術館 2006.8/4〜10/1) ○ 初日は,名古屋に寄り,展覧会を2つほど見ました.JR名古屋から地下鉄で伏見へ出て,三菱東京UFJ銀…
昨日のプライスコレクション展に続いて,今日も若冲を見に行ってきました.三の丸尚蔵館の「花鳥」展の第5期になります.今日見た『動植綵絵』は,次の6点です. 《老松孔雀図》 《芙蓉双鶏図》 《薔薇小禽図》 《群魚図(蛸)》 《群魚図(鯛)》 《紅葉小…
「花鳥 −愛でる心、彩る技 〈若冲を中心に〉」[第5期] (三の丸尚蔵館 2006.8/12〜9/10[第5期]) ○ 江戸東京博物館・常設展示室 企画展「美空ひばりと昭和のあゆみ 展」 (5F・第2企画展示室 2006.7/29〜10/1) 特集展示「江戸の夏 団扇片手に隅田川」 …
東京国立博物館 「プライスコレクション 若冲と江戸絵画 展」 (2006.7/4〜8/27) 平常展 主に本館2Fの絵画を 「若冲と江戸絵画 展」は2回目です.今回は展示の後半部分,「江戸琳派」からじっくりと見ていきました.意外にすいているな,と思ったのですが(…
廣瀬智央×小林正人×小粥丈晴「空にふれるまでのあいだ The Distance for Touching the Sky」+常設展 (ヴァンジ彫刻庭園美術館 2006.7/8〜9/12) 「コレクション20年の熱情II 時代を超える個性 −若冲、クレーから戦後アメリカ美術まで−」+ロダン館 (静岡…
6人の作家によるグループ展.企画意図はそれなりにあるみたいで,ちらしなどにもいろいろ書いてありましたが(めんどうくさいので,引用しない),正直言ってそんなことどうでもいい.私の気分としては,展示を楽しみましょう,って感じでした.出品作家は以…
松本秋則(1951〜)による主に竹を使った音具によるインスタレーションです. 会場いっぱいに竹(による音具)が飾られ,さまざまな音具がやわらかく澄んだ音をゆったりと出していました.椅子に座って,音に耳を傾けていると,ここだけ東南アジアの竹林にで…
北斎・広重らの風景版画のうち,湘南に関わる題材を描いた浮世絵版画を中心とする展覧会です.出品総数は107点ですが,大幅な展示替えがあるので,今回見ることができたのはその半分弱くらいでした.湘南(戸塚・藤沢・平塚・大磯・小田原)を描いた東海道五…
大正初期から関東大震災までの日本の創作版画(若干の新版画を含む)の流れを追う展覧会.「版画の青春」は小野忠重の著書によるもので,若い作家たちのまさに青春時代をかけての版画作品と,始まって間もない日本の創作版画の歴史における初期の作品の意を…
「版画の青春 生命を描く、大正期『月映』TSUKUHAEの時代」 (町田市立国際版画美術館 2006.8/5〜9/24) 「北斎・広重の湘南 −風景と人物−」「おーくん・あきらの『版』の世界」 (茅ヶ崎市美術館 2006.7/25〜9/10) 横浜中華街・月餅をめぐる冒険 月餅の記…
住友コレクションから近代の洋画をセレクトした展覧会です. いや,ちょっと油断していたのですが,最初に和田英作《こだま》(1898)が展示されていて,びっくり.この作品は,いわば和田英作による「宿命の女」像で,彼の作品の中ではかなり異色作.ま,こ…
大倉集古館所蔵の日本古美術の作品から,「金」によって彩られたさまざま名品,怪作(!?)をセレクトした展覧会.「第一部 金色の荘厳〜仏教・神道の美術」「第二部 金の彩り〜花やぐ意匠」「第三部 金色の異空間〜金屏風」の3部構成. 第一部で印象に残った…
企業,個人,美術館の所蔵する絵画から,主に「花鳥風月」に題材するもの(というか「花鳥画」ですね)を集めた展覧会で,企業文化交流委員会主催のチャリティー・イベントです. ヨーロッパの近代絵画,江戸時代の絵画,近代の日本画・洋画といった構成だっ…
第12回 秘蔵の名品 アートコレクション展「花鳥風月[日本とヨーロッパ]」 (ホテルオークラ東京・別館B2Fアスコットホール 2006.8/3〜8/24) 「館蔵日本美術による GOLD 〜金色の織りなす異空間」[前期] (大倉集古館 2006.8/3〜10/1) 「近代洋画家の巨…
ポーランド国立ウッチ美術館所蔵の写真,映像作品約180点によって,20世紀のポーランド写真の全体像を紹介する展覧会です. 全く知らない写真家のものばかりでしたが,なかなかおもしろい展覧会でした(アンジェイ・ワイダだとか,ヴィトケヴィッチぐらいし…
カミーユ・クローデル(1864〜1943)の10年ぶりの展覧会です.構成は最初の4章−「第1章 初期、あるいは肖像彫刻:青春期からロダンのアトリエへ」「第2章 愛のテーマ:ロダンの助手時代とロダンとの愛の時代」「第3章 親密な「室内彫刻」」「第4章 晩年の創…
「カミーユ・クローデル 世紀末パリに生きた天才女性彫刻家」 (府中市美術館 2006.7/23〜8/20) ○ 「ポーランド写真の100年 展」 (渋谷区立松濤美術館 2006.7/25〜8/27) ○
ライフ/lifeをキーワードに,「生命」,「生涯のある時期」,あるいは「日常生活(の一部)」といったテーマを持つ作品を集めた展覧会.障害を持ちながら制作活動を行う作家の作品を多く取り上げているのもこの展覧会の大きな特色. 出品作家:今村花子(平…
1994年に始まった「VOCA展」(The Vision of Contemporary Art)のこれまでの受賞作(VOCA賞・VOCA奨励賞)を一堂に集めた展覧会.受賞作の他,若干の新作(?)も出ていました. 私は抽象も具象も特に好き嫌いはないのですが,この展覧会では,色の美しさ,…
「いまいるところ/いまあるわたし VOCAに映し出された現在」 (宇都宮美術館 2006.7/9〜9/18) ○ 「Life」 (水戸芸術館現代美術ギャラリー 2006.7/22〜10/9) ○ 青春18きっぷ使用です.出発→宇都宮→水戸→帰着というルートで移動.宇都宮から水戸へは小山か…