かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

「生誕300年記念 若冲展」(東京都美術館)

  • 13:45頃、美術館に到着。約50分待って、入場。出かける前にチェックしたときは、100分待ちだった。昼を挟んで、多少、列が短くなったか。ちなみに、16:00過ぎに退場する際は10分待ち。
  • 前売りの電子チケット提示での入場なのだが、チケットの半券をもらえた。
  • 中も大混雑で、まあ、まだ身動きができるだけましか。会期が短いので、これからGWを挟んで、会期末まで、混雑はますますエスカレートするのではと思う。テレビの若冲番組の影響も大きかったか。
  • 今回は、実物未見の作品をじっくり観ること、《釈迦三尊像》3幅+《動植綵絵》30幅が一堂に並んでいるところを眺め渡すことができればOK、ということにしていたので、まあ、だいたい目的は果たすことができた。多くは(美術館に作り付けのではない)この展覧会専用のケースでの展示で、かなり絵に近接して観ることができたのだが、混雑があれで、それほどじっくりと観られなかったのは心残り。1Fで展示の《動植綵絵》も同様。これはやむなし、だな。
  • 若冲のグレーテストヒット集としては、収録されるべき絵が、だいたい入っていたので、とてもよかったのだが、構成はちょっとテキトーな感じも。
  • 初めて実物を観たのは、デンバー美術館の《菊花図》や、佐野市立吉澤記念美術館の《菜蟲譜》、それと、一連の岡田美術館の所蔵のものなど。岡田美術館のものは昨年のサントリー美術館若冲と蕪村」展でも、いくつか観られたが、今回の目玉は、83年ぶりの再発見された《孔雀鳳凰図》2幅。さすがに前評判が高かったか、(並びが、彩色の大幅数点だったこともあり、)ひときわ人が多く、残念ながら遠目で眺めたのみ。秋に岡田美術館で展示するとのことなので、いよいよ出かけるべきなのか?
  • 閉場の17:30までいるつもりだったのだが、コインロッカーも使えず、椅子の類も埋まって、なかなか空かず、疲れ果て(体力ね〜!苦笑)、やむなく1時間30分ほどで、退場。
  • 図録は、3000円で、拡大図多数、ブックデザインもなかなかよし。オレ的には、表紙の正面から見た鶴の顔のアップ(《動植綵絵 梅花群鶴図》より)が、気に入った。夢に出てきそう。(一方、テキストは...、中でも作品解説が...)なお、ミュージアムショップの会計のための列も、長蛇の列になっていた。図録は数カ所で売っており、一番列の短い、美術館外の仮設ショップで購入した。
  • 同じく表表紙が鶴だったので、鶴亭展の図録と並べてみたのだが、鶴亭があくまでも鶴なのに対し、若冲の正面を向いた拡大図はモンスター、蚊の化け物みたいに見える。恐ろしや。