石川高ソロ ＆ filament

shin-biギャラリーで開かれていた大友良英によるサウンド・インスタレーション『without records』のクロージング・イベントです．当初はfilamentによるライブのみの予定でしたが，その後に石川高による笙の演奏がプログラムに加わりました．会場は，ギャラリーに隣接するStudio KINO（と，一部はギャラリー）．19:00に受付が始まり，19:30過ぎから石川高による笙のソロ．4曲約40分ほどの演奏．20:35ころからfilamentの演奏．今回はアルバム『Filament BOX』収録の「Tokyo20012004」と同じスタイルで演奏．つまり，大友良英とSachiko Mがそれぞれお互いの姿形が見えないように（もちろん音は聞こえる）別室で演奏するというもの（大友がギャラリー，Sachiko MがKINO）．演奏はわりと音数が多く，音自体もわりと大きかったですね．それは，ともかくとして，filamentの演奏を聴いたのは今回が3度目だったのですが，今まで感じたことのないような非常にエロティックなものを強く感じました．これはSachiko Mサイドで聴いていた（つまり，大友サンのおっかない顔が見えない［失礼！］）からというような単純な理由ではないと思いますが，う〜ん，なぜでしょう．あと，演奏は45分ほどだったのですが，聴いていてちょうどここで終わりだと思ったところで演奏が終わったので，ちょっとびっくりしました．これは，起承転結のような演奏の構成や適当な時間長を読み取っての判断ではなく，あくまでも直感的な反応だったからなんですが．．．
なお，サウンド・インスタレーション『without records』は，今後も継続的に開催していくとのことです．