かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

 常設展示・印象派と20世紀の美術  (ブリヂストン美術館)

東京駅に到着したら,まだ時間に余裕があったので,ブリヂストン美術館に立ち寄ることにしました.展示はブリヂストン美術館所蔵作品を中心としたもので,タイトルのように印象派と20世紀の絵画を中心に,この他,近現代の彫刻やエジプトやギリシアなどの古代コレクションを見られました.
この美術館はわりと展示室が小さく分かれていて,しかも天井が低いこともあり,わりと親密な雰囲気の中で絵画に向かい合うことができて,それがとてもいい感じです.特に印象派の作品にはそれがふさわしく感じられます.
ちょうどギャラリートークをやっていたので,後ろの方でちょっと拝聴.日本美術の印象派への影響(ジャポニズム)の話,フランスに多くの浮世絵など日本美術を持ち込んだ画商,林忠正の評価についてなど,なかなかおもしろい話を聞くことができました.
前記した古賀春江の3つの作品,《涯しなき逃避》(1930),《感傷の静脈》(1931),《厳しき伝統》(1931.石橋美術館所蔵)を見られたのがちょっとした収穫でした.
【メモ】ブリヂストン美術館 http://www.bridgestone-museum.gr.jp/  会期:2005.10/15〜2006.3/26