かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

 桃山 −華麗なる黄金の世紀− [前期]  (滋賀県立琵琶湖文化館・2F企画展示室)

開館45周年を記念しての特別展で,障屏画,蒔絵調度品(高台寺蒔絵・南蛮漆器),能面・能装束,信楽茶陶,戦国武将の肖像画や関連の古文書など全57件によって桃山時代の文化を通観する展覧会です.規模としては中規模ですが,滋賀県各地に伝わる古美術の優品を多く出すなど特色ある展示となっていました.それに観覧料が特別展だというのにたったの300円というのはびっくりでした(もちろん,これで館内のすべての展示を見ることができます).
前もって何が展示されるのか詳細がわかっていなかったので(現在はサイトに出陳目録など展示の詳細が掲載されています→ここ),期待半分不安半分だったのですが,海北友松《雲竜図屏風》(紙本墨画・6曲1双.北野天満宮)がお出迎えだったのをはじめ,狩野山楽《繋馬図》(板地着色・1面.妙法院)や《花鳥図襖(西教寺客殿障壁画)》(紙本着色・4面)などなど,以前から見たいと思っていた諸作に意外にも出会え,個人的にはとてもありがったです.
【メモ】滋賀県立琵琶湖文化館 2006.10/7〜11/12[前期10/7〜10/22・後期10/24〜11/12] 図録1500円(P100.図版は一部白黒の他,カラー)