かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

John Duncan、Jim O'Rourke+Oren Ambarchi(北九州芸術劇場)

01. Jim O'Rourke[piano with electronics]+Oren Ambarchi[eg with electoronics, dr] 約1時間
02. John Duncan[cdj, air syn] 約40分
主催:CCA

Jim O'Rourkeは、グランドピアノにマイクをセット、エフェクタ(主にディレイと空間系)を通してステレオで出力。Oren Ambarchiはeg(右利き用のタバコサンバーストのレスポールを弦の順番を逆にして左利きで使用)をエフェクタ類やミキシングボードを通して音を出力。後半はdrを担当。ミニマルなパートとドローンの組み合わせによる約1時間の演奏。ピアノによるミニマルなフレーズ(エフェクトが効かせてある)が図として浮かび上がる部分がひときわ美しい。ひょっとすると感傷味の強いニューエイジっぽいエレクトロニカになってしまいそうなところを絶妙なバランスで避けているという印象も。
John Duncanは、ミキサーに4台のCDJとエアシンセ(?)を繋いでの演奏。4chのスピーカから出る音像が弱く、出力と同時に輪郭がぼやけてくるような感じでいまいち。素材の音はまあおもしろかったのだけど。
主催が記録のために、写真撮影、映像撮影をしていたのだが、シャッター音やモニターの液晶に配慮をはらわず、演奏を台無しにしていたのが残念。ちょっと配慮すれば問題がないのにそれができないでいるのは不快だ。特に後半のJohn Dunkanの際はひどかった。