かけらを集める(仮)。

日記/旅行記+メモ帳+備忘録、みたいなものです。

ロジャー・ターナー×大友良英(スーパーデラックス)

ロジャー・ターナー[dr]×大友良英[g] 2セット(40分・30分)と短いアンコール

ロジャー・ターナー×大友良英のデュオ、40分、30分の2セットと短いアンコール。
ロジャー・ターナーは、手数が多く、手元で音の塊を作って、片っ端から投げ出していく、ある意味、パワープレイなのだけど、もちろん力任せの単純ではなく、静音部のユーモアや、デュオの相手を励起するような演奏には、瞠目させられる部分が多く、エキサイティングだった。しかも、それが、もくろみや作為とは別のところで、自然と沸いて出る感じが音楽に表れていたなとも。
それに対し、大友良英の方は、U字金具を使ったごりごりのプレイを中心に、こちらもパワーだけではなく、ユーモア、そして哀愁?で対抗、というか、ともに音を出すうれしさみたいなものが感じられる演奏だった。
2セットともスリリングかつユーモアに満ちたすばらしい演奏だった。
前回の原美術館がオレにとって今ひとつぴんとこなかったのはなぜ?と自問しているところ。